沖縄県民の動きが文科省を動かした!2007年10月02日 12時51分43秒

 昨日、「教科書・沖縄集団自決削除」問題に対する沖縄県民の怒りについて書いた 以下は今日の読売新聞一面の記事である

 「歴史教科書検定問題 <集団自決>再修正検討 文科省 沖縄11万人抗議受け」という見出しで、「・・・同省は修正された記述の見直しが出来るかどうか検討に入った・・(略)・・教科書検定で修正された記述が見直されることになれば、極めて異例だ・・・(以下略)」

 この後につづく文科相の「沖縄の人たちの気持ちも考え、何をするべきかを考える必要がある」という言葉は明らかに「11万人集会」の「影響」である あの集会は沖縄の人たちが「命をかけて」国土を守ろうとした、一生懸命生きてきた「歴史」が日本の教科書から消し去られようとしたことへの怒りであった

 このことは為政者さえも無視することは出来ない ここは日本であるから、東南アジアのある国のように、「軍隊」まで出して集会を武力弾圧は出来ない さらに先日の参院選で野党が圧勝したことも無視は出来ない その証拠に昨日の首相の方針演説は妙に野党を意識した物だった 

 世界のどこの国でもそうだが、「長期政権は腐敗する」のである 権力は実に「おいしい」のだ スカルノもマルコスも金大中も他の国の指導者も皆そうだった 政党でさえ「腐りかけている」のは、日本の政治家、大臣クラスから金についての「黒い噂や疑惑」が絶えないことから明らかだ

 日本は民主主義の国であるから、国を良くするのは「有権者である国民」が選挙でしっかりした人、政党を選ぶしかないのである また日々、声を大にして言い続けるしかない そういう意味で、沖縄の人が言い出したおかげで、この国は「道を誤る」ことなく済むかもしれない しかしまだ安心は出来ない 前の「仕事投げだし首相」が壊しかけた「歴史」である 国民はこの後もしっかり「監視」して行かねばならない 

 述べてきたように、国民は「声を出せばまだこの国を変えることが出来る」ことが分かった しかしもう一つ問題がある それは為政者によって「真実=歴史」が好きに変えられる-と言う事実である 真実は一つしかないはずである
今回の教訓は、「為政者に自由に歴史をいじらせない」工夫が今後必要になってくるということだ 

 日本国憲法前文にはこうある 「・・政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し・・」 戦争を起こすのは政府であって、国民ではない-という認識をもう一度確認したい

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