何と日本円で480円の男性水着と1500円のビキニ!2008年02月05日 12時45分56秒

安すぎる水着たち
 スキーツアーでオーストリアのバート・ガシュタインに行ってきた ツアーだからいろんな人が参加する 最長老は79歳、次が66歳、その次が私となった! あと(年下)は鳥取のスキー・スクールの先生夫妻、五十代後半らしいが、何と「新婚さん」! それから静岡の放送関係企業に勤める夫と妻、いちばん若いのが夫32歳と妻30歳の愛知県の新婚夫婦である こういう「スキー大好き」の9人がアルプスを6日間滑った その写真は親HPにある

 バート・ガシュタインは名前通り「温泉保養地」である ドイツ語では「BAD」は「温泉、風呂」の両方の意味で使われる 地名の場合は温泉である ホテルでは「風呂つき客室」の場合は「Zimmmer mit Bad」のように使われる

 日本でも信州や東北、北海道あたりではスキー場があるところにはまず温泉がある ニセコも野沢も志賀高原も越後湯沢も白馬八方も、有名所は温泉付きだ これがスキーファンにはとても堪らないのだ 

 今回のツアーパンフにも「温泉(温水プール)があります 水着持参のこと」と案内があった 「なぜ温泉に水着?」と思われるだろうが、こういうことである かんたんに言うと、日本以外の国は温泉も「水着着用」が原則である それも大浴場ではなく、温水プールなのである また医者の指示で温泉水を飲む療法もある だから「露天風呂で裸でお酒」なんてのは外国では考えられない 温泉は健康、病気の療養のためだけにあるのである  

 逆に言うと、北海道のニセコあたりではオーストラリア人が「裸のつき合い」の日本の温泉に「嵌ってしまって」毎年来ているとも言われる だから日本の「温泉文化」は世界唯一なのである 日本の元植民地であった台湾でさえ裸で入る習慣はない

 さて前置きが長くなったが、先述の若夫婦は水着持参をしていなかった そこで地元のスーパーに買いに行った 「SPA」という日本のジャスコのようなスーパーがあった そこで彼らが買ったのは、3ユーロの男性水着と9.9ユーロのビキニであった これは1ユーロ160円で換算しても極端に安い 日本でも男性トランクスでもこれより高いのはいくらでもあるのだ 若夫婦もそう思ったらしく、ホテルに帰って部屋で直ぐに試着してみたそうである 

 最近日本でも「紙製使い捨て旅行パンツ」が売られている時代である 「安すぎて不安」になったらしい 若奥さんは水着を試着して鏡を見てもまだ不安で、シャワーをガーっと浴びてみたらしい 「透けて中が見えやしないか、プールに入ってから融けて無くなりはしないか」と思ったという 結果は「OK」だったらしい 夕食の席では、この話でしばらく全員が盛り上がった 新婚さん、思いでの水着を大切に、そしていつまでもお幸せに!

列車の上に自動車を載せて・・2008年02月07日 18時44分50秒

ヨーロッパ・アルプスでは当たり前の「カー・トレイン」
 写真はオーストリア・アルプス地帯の列車である なぜか自動車が列車から乗り降りしている 日本では見たことはないはずの光景である こういう場所では国道が突然途切れて、鉄道駅が終着点になる この先には自動車道はない

 それはこういうことである 日本も山国であるが、ヨーロッパ・アルプスの国=スイス・オーストリアなどでは、あまりに山が高すぎて、また広すぎて、自動車トンネルを掘るのも数が多すぎる 維持費もかかる ところが鉄道とそのトンネルの方が全体的に安く作るのが楽らしい それは一本だけ掘ればいいし、一時間に一、二本の便数だから、「相互通行」も楽だからである しかも自動車よりも時間が短縮できるという

 だからアルプスではこういう路線も数多い 今から二十数年前にレンタカーを借りて、スイスを一周したことがあった その時もドライヴ中いきなり国道が途絶え、駅に着いた 慌てて訊くと、「山の向こうに行くには列車しか無い」という ドライヴマップには国道が確かに印刷してあったのだが・・・ そのまま車に乗ったまま貨車上で目的に着いた
 
 その時「世界は広いなぁ」と思ったものだ 今回はツアーだったし、すでに予備知識があったから驚きはしなかった ただ違いは、オーストリアでは車を置いて、人間は客車に乗らねばならなかった それでも初めての人たちには驚きであったらしい そういうこともあって、ここに登場させた こういうことをすでにご存知の方は「旅行マニア」と言っていいと思う

ななんと!ユーロT/Cが手数料無料で現金化!2008年02月08日 19時15分10秒

 私の旅では特別な地域・国以外では、「現金」はあまり持って行かない いちばん金額が多いのは「旅行小切手T/C」である 現金でない理由は私の下のHPのページNo9に書いてある
http://www.asahi-net.or.jp/~VR3K-KKH/tabiconcept/tabiconTop.htm

・・と言うわけだが、他にはクレジットカードはVISA,MASTER,JCBの三種を使い分ける いちばん使えるのはVISAであるが、一種では使えないことがある JCBは気休めに持っている
 
 さて本題だ ヨーロッパはT/Cが使いにくい そうなると、日本から現金を持って行く人が多いが、T/Cよりレートが大変悪い ヨーロッパでも買い物にT/Cが使えて、おつりが現金でもらえることがあるので、便利なこともある

 空港の両替所でT/Cが替えられることが多いが、レートは悪いことが多い たとえば、100ユーロ出すと93.5しか呉れないこともある 「泥棒」に近いレートだ ところが市中銀行や両替所で、窓口に「アメックス」の表示(シール)がある所では驚くことがある

 日本の郵便局などで買うT/Cは主に「アメックス」であるが、これが時として、手数料タダ、つまり100ユーロで100のまんまもらえる 今回はスキーレゾート・バートガシュタインの駅前のシュパー・カッセ(SPAR)(銀行)へ行った
 「このT/Cは替えられるか?」
 「当然です」
 「手数料は?」
 「タダです」
 「なぜタダなの?」
 「アメリカン・エクスプレスだから」
 「グレイト!」私は思わず叫んでいた
 「いくら替えますか?」
 「全額700ドルを」

本当はそんなに要らないが、どこでもこういう上手い話はない
だから一括両替をしてしまった 
私は外に出て口笛を吹いていた
それはそのT/Cは137円の時に買った物だったから
(注:その日の為替レートはキャッシュで163円)

嵌りそうなスノーシュー・トレッキング2008年02月11日 22時00分06秒

雪山はたのしいな!
 鳥取のお友達が雪山のトレッキングに連れて行ってくれました 私はスキーは結構するのですが、スノーシューでの雪山歩きは初めてです 道具は昨年から買っていたのですが、納屋にそのまま置いていました 

 スキー場のパーキングに車を停めて、デイバッグを担ぎ、ストックをもち、ロングブーツにシューをはめて歩き始めました 慣れないもので、最初は若干歩きにくかったのですが、10分もすると慣れてきました そこには車で走っては見られない世界が広がっています 

 雪で閉鎖された山中の車道を歩くのですが、普通の散歩よりも登りは汗が出ます 誰かがすでに歩いたところは歩きやすいのですが、新雪のままの所はかなり足が沈み、エネルギーを消費します シューがなければ歩けない感じです

 一時間ほど歩いて、目的の峠に達しました そこのトイレは「冬季閉鎖中」でしたが、中のテラスでお湯を沸かし、カップヌードルなど昼食を撮りました ワインを暖めて飲むと、これがまた美味いのです 高度も高くけっこう寒いのですが、何か楽しいのです

 私にとって、冬の趣味はスキーだけでしたが、これで新たな楽しみができそうです とにかく自然は素晴らしいです これを教えてくれたお友達に感謝です

やはり信州・白馬にもオーストラリア人が・・!2008年02月17日 23時48分33秒

信州白馬八方尾根スキー場北尾根
 久々に信州・白馬八方スキー場に行って来ました 最近は信州でも志賀高原に「惚れて」しばらく通ってきましたが、少々飽いてきたので以前行っていた白馬連峰に復帰したのです

 しかし様子が変わっていました 私が来ていた頃はいわゆる「スキーブーム」の時代で、ゴンドラなどは列が出来て並んでいました ところが最近は休日はいざ知らず、平日はガラガラです しかもスキーヤーとボーダーが同数か、ボーダーがやや多い感じです リフト待ちも全くなしです

 そういう時代の変化とは別に新しいことが起こっていました 以前にも書きましたが、北海道のニセコではゲレンデによっては外国人の方が多いのです 最大勢力はオーストラリア人、理由についても前に書きました 次が韓国、台湾、香港、中国本土の人が増えました 町にも英語が氾濫しています

 同じことが信州でも起きかけています まだまだニセコには及びませんが、オーストラリア人が目立ち始めました 若いボーダーたちともリフトで一緒になることが多くなりました 一人と話しましたが、シドニーでコックをしているそうです 彼の地は今は真夏です

 私が今回泊まったペンションにもオーストラリア人のファミリーや、中年婦人二人組が居ました 中年の方とは話しましたが、ツアーらしくてこの後は野沢温泉に移動するそうです ニセコにも何回も行ったと言います 最近のオーストラリア人の行動力は驚くばかりです

 またスキー場のレストハウスでは西洋料理ではなく、天丼やカツ丼をみそ汁と一緒に箸で上手に食べています 例の中年婦人たちは近くのコンビニでカップヌードルや海苔のおにぎりを買ってきて、ふつうに食べています

 私が驚いて、「箸の使い方も上手だし、海苔なんかも平気なんですか?」と訊くと、「オーストラリアにも寿司店や日本食の店がたくさんある けっこう行っていますよ」とこともなげに言います そして最後にこう付け加えました "When in Rome, do as the Romans do."と つまり「郷に入りては、郷に従え」ということです そういえば、ヨーロッパだけでなくアジア系も多いオーストラリアは「最もマルチ・カルチャーの国である」と何かで読んだことがあります

一晩でこんなに積もった車上の雪2008年02月19日 23時48分34秒

一晩でこれだけ雪が積もります
 すでに書きましたが、信州・八方スキー場に行って来ました 山陽道・名神高速・北陸道を使って片道10時間のドライヴです 幸い北陸道では気温がずっと4℃で小雨でしたが、路上に雪が積もるよりは運転は楽です

 糸魚川から地方道で長野県・白馬へ向かいました 高度が上がるとだんだん雪が多くなり、小谷村あたりからは、「さすが雪国」という雰囲気です こういうのは、スキーではありがたいパターンです 

 今回は「イサイズじゃらん」で予約したペンションに滞在しました 朝起きると、写真のように、一晩でこれだけ積もっていました タイヤハウスからはつららが垂れています おかげで雪はたくさんありましたが、私がいた3日間のうち2日も最上部のリフトが強風で止まってしまいました でもまあ満足の滑りでした 何せ相手が自然ですから・・

やっと見られた白川郷の「雪中の合掌造り」2008年02月21日 00時32分14秒

城山から見た雪が降る白川郷・合掌集落
 長野県・八方スキーの帰路に、北陸道から東海北陸自動車道に入って南下、五箇山と白川郷の両「合掌造り」を見てきました ご存知、両方を合わせてユネスコ世界遺産に指定されてから、すでに十余年が経っています

 かなり前に夏の白川郷合掌造りを訪れ写真も撮りましたが、当時はまだデジカメはなく銀板写真でした またマイHPさえも持っていなくて、この際デジカメで「雪中の民家」を撮ろうと思ったのです 今回は上の写真ですが、いずれ親HPに載せますので、またご覧下さい

 最初の富山県・五箇山は高速ICを下りて直ぐありました 駐車場に停めると、「協力金500円也」を徴収されましたが、まあこれは仕方がないでしょう ただ、ここは合掌民家の数が少なくて写真的にはさびしい感じです だからでしょうか、観光客はパラパラです

 次に隣県・岐阜白川村の合掌造りの方に行きました ここはさすがというか、あまりにも有名すぎて観光客も多く、狭い街中には駐車できません 山の上の駐車場に行かされて、「夜間照明協力金」の名目でまた500円を取られました まあこれも環境整備や人件費で致し方ありません 排気ガスも出しますし・・ その代わり、駐車場から街中へは無料の連絡マイクロバスがありました

 まず観光ポスターでよく見られる山上からの集落写真を撮りに、15分ほど歩いて城山に登りました しかし雪が盛んに降りしきっていたため、上のようなぼやけた写真しか撮れませんでした その後は山から下りて、民家群の周りを回ってけっこう撮りました

 それにしても中高年の多いこと!かく言う私もその一員ですが・・(笑) 高級一眼レフカメラをもった男たちのアマチュア写真グループや、中高年の夫婦や若いカップルが多かったのですが、中国人らしい若い女性たちも居ました こんな山奥までアジア人に知られているのです

 こうして写真をたくさん撮ったので時間がかかり、結局名古屋経由で岡山へ帰宅したのは、日が替わった真夜中でした なんと朝8時に白馬を出てから、休憩も含めて16時間半もかかったのです ずっと一人で運転ですから、我ながら運転が好きだと思いますねぇ

 それにしても、五箇山も白川郷も合掌造りの家はほとんどが店屋、土産物屋、民宿などを営んでおり、本来「文化遺産(家屋・建造物)の保護」が目的の「ユネスコ世界遺産指定」が、観光推進や商売の道具になっている現実はやや問題だと思いました いずれは「世界遺産指定取り消し」の問題も出てくるかも知れません 生活のためには仕方がないことではあるのですが・・ 本当に難しい問題です

スキー場でも禁煙化または分煙化が進んでいます2008年02月21日 23時45分24秒

二階が喫煙席、広い一階が禁煙席!
 最近の日本は私のような「アンチ・タバコ派」も嬉しくなるペースで、「禁煙化」が進んでいます JR構内の「全日禁煙」のみならず、タクシーも全面禁煙や中小都市の繁華街での「歩きタバコに対する罰金」などなど・・・

 ここ白馬八方スキー場も大きなレストハウスは軒並み「全席禁煙」です それでもこの写真のレストランは「分煙」でした 煙が上に上がるので、二階が喫煙席です それでも煙がこないので、私は内心「ルンルン」です

 これまでは長い間、混雑時は昼食を取らないとか、時間をずらすとか、喫煙者が来たら皿を持って避難するとか大変でした タバコを吸う人にはこの苦しさは決して理解できないでしょう ストレスも溜まっていました

 こうなったのもひとえに「健康増進法」のおかげです 罰則はない法律ですが、けっこう職場でも禁煙化、分煙化が進んでいるらしいのです 私が現職の頃は、同僚も上司も禁煙、分煙にたいして理解も姿勢もなくて遅れまわっていました おかげでストレスが最大に溜まっていました

 そういうことを考えると、煙がこなければ分煙でさえも私には嬉しいのです タバコを吸う人にも「喫煙権」があります もしそれが原因で自分が肺ガンになっても「個人の自由」です ご家族には気の毒ですが・・

 喫煙者も意識が高まったのか、禁煙レストランでは寒い入り口の外でふるえながら吸っています 「掟破り」は減っています このように、やっと遅れた日本でも、「禁煙先進国」のアメリカ、カナダ、オーストラリアなどに少しだけ近づいてきました

スキーせずに写真撮って帰りました(笑)2008年02月25日 19時17分04秒

若狭街道の雪景色の川
 一昨日より日本列島は大規模「西高東低」で大荒れでした 北海道は大雪で空港は閉鎖、また雪に埋まった車では排気ガスで一人死亡 富山、新潟あたりでは高波で老人死亡、漁船が打ち上げられ、また多くの家が床下浸水の大被害でした 夜のニュースでは「春一番」だったとのこと、それもこれも後で分かったことです

 そういう中、「きっと雪は良いぞ」と判断してスキーに出発しました 目的地はスキーを始めた頃に時々行った鳥取県山中のマイナーなスキー場 十何年ぶりなので、車のカーナビを設定して出発しました ところが走れども走れども目的地は来ません 回りまわって着いたときは4時間後でした

 カーナビは大きな道路経由しかコースを表さなかったのです その頃にはもう嫌気が差していました しかも狭い駐車場はどこも「満車」の表示です しかも先日行った信州のスキー場と違って「有料」です 「ふざけるな!」 まだ午前中なので空き待ちも出来ません 

 私は最近、海外とかニセコとか志賀高原とか白馬など「メジャー」を滑ることが多いので、この時にはもう完全に嫌になっていました 5分もせずに帰ることにしました 「滑らずに帰る」ことはスキー歴20年の私にとっては、初めてのことです こうして帰り道に撮った写真が上の物です 雪景色は好きなので、それはそれで楽しんで帰ったのです それにしても写真一枚が高くつきました(ポリポリ)