アマルフィ土産店のプレゼピオ(キリスト生誕人形)2009年12月20日 23時17分03秒

イタリア・アマルフィ・土産店のプレゼピオ
 南イタリアへ行って来た 「南伊」といってもそこはやはり「冬」、雨と寒さの二重攻撃であった 流石いくら「安いツアーで世界遺産が満載」といっても、写真を撮る私にはいささか辛いものがあった あるイタリア人に聞くと、「イタリアのベストシーズンは5月」と即答してきた

 それはともかく、この時期になるとヨーロッパ中にあふれるのが、上写真のようなプレゼピオ=「キリストの生誕を人形で表した模型人形」である 肝心の教会にもあるし、土産屋にも店先の店頭にもデコレーションとして並んでいる まあ日本の「おひな様」みたいな物であるが、もっと宗教的である

 スペイン・マドリッドのマヨール広場のクリスマスにも、素晴らしい大きなプレゼピオがどんと鎮座していたし、フランス、ドイツ都市の広場にもそれなりの物が置かれ、またチロルの雪の積もった小さな村にも、路傍に木製の質素なそれがあって、人々はそれを背景に写真を撮っていた 大変雰囲気があり、「非キリスト教徒」の私たちでも一瞬厳かな気持ちになる

 世界でいちばん有名なのが、カトリック総本山ヴァティカン(ヴァチカン)・サン・ピエトロ広場の「巨大なプレゼピオ」である この近くでパパ(教皇)の演説があるし、それが世界中に中継放送される 

 今回も二十数年ぶりにヴァティカンに行ったが、テントに囲まれて「準備工事中」であった 残念!! 記憶ではそれぞれの人形が等身大くらいはあった この写真の物は今日本人に知られたアマルフィの土産物屋の安物だが、この時期にヨーロッパ旅行をした者には「よいスーヴェニア」になるのだ

参考写真:1984年クリスマス時ヴァティカンのプレゼピオ
http://konotabi.com/photoalbum/VAT1984_85/vatican.htm

パドヴァのサン・アントニオ2009年12月21日 12時15分02秒

アルベッロ・ベッロの聖堂の聖人サン・アントニオ
 この写真は幼子キリストと聖人の像である 場所は南イタリア・アルベロ・ベッロ丘上の聖堂 聖人とは「サン・アントニオ」、「リスボンのアントニオ」ともいわれる 彼は1195年生、1231年没の人である カトリック教会の聖人、教会博士の一人である ポルトガルのリスボンで生まれた

 ほとんどが「非キリスト教徒」の日本人だが、旅行などで仏・伊・西などのカトリック国に行くと、こういった像は多く目にする 「非教徒」の筆者もこういう場所では、若干厳かな気持ちで拝ませてもらっている

 それにしてもキリスト教の「聖堂」「教会」とも内部の照明が上手である 何となく信仰心が湧いてくる 日本の寺社も大好きで写真も撮りに行くが、ご本尊は「御簾」の奥で鎮座されていることが多い そしてたいてい中は薄暗い 中には「ン十年に一度」ご開帳という仏様もある

 そう意味では日本人は「演出が上手」なのだろうか? 信州・善光寺などは近年全国から多くの「善男善女」が集まった それでも毎日の信仰心を高めるためには、一日の始め・終わりにこういう「お姿」を拝ませる方が良いような気がする もっとも私は地中海沿岸キリスト教国の可愛い「マリア様」の方が好きだが・・・

イタリアのレストランは!??2009年12月28日 16時57分00秒

ローマ・パンテオーン前のレストラン
 写真はイタリア・ローマのパンテオーン前広場である そこにあるレストランでパスタとビールを注文した時のものだ 

 私は趣味の写真を撮り始めると、食事は関係なくなる コロッセオ、フォロ・ロマーノなどを撮った後、気が付くとすでに午後3時をまわっていた 昼食はまだ取っていなかった
 
 此処パンテオーンは私の大好きな画家ラファエロの墓がある所、取りあえず写真を撮った後、傍のレストランに入った 何となく「カサノヴァ」っぽいボーイが席を勧める

 空腹だったので何でも良かったが、いちばん安い「スパゲッティ」を頼む ビールはドイツのベックス・ビアー、これはうまいビールである そのあとバスケットに入ったバゲットが出てくる 頼んではいないがどこでも良く出てくる物である

 その後日本独自の呼び名の「ナポリタン」が出てくる 味はまあまあだったが、支払う段になって驚いた ビールは5ユーロ、スパゲッティは8ユーロ、これに「パン代」として7ユーロが付いていた タダではなかったのだ

 日本でも良くある「お通し、突き出し」だが、日本ではもっと安いのだ 「場所代」といっても良いが、ネット検索すると、これは「断れる」ということだ メインディッシュの値段に近い「パン代」なぞ不合理である 請求書には「サーヴィス代は含まれず」と書いていた ボーイの不遜な態度といい、この「パン代」といい少し頭に来たので、チップは置かずにそそくさと店を出た

 皆さんもイタリアでは気を付けて、パンが出てきたら良く確認してくださいね