韓国では買い物から歴史観光へ2010年08月16日 09時08分57秒

 たまたま見ていた韓国の「朝鮮日報」紙のサイトに出ていた記事である 「これまでは日本人はソウルの明洞(ミョンドン)を中心に買い物をしていたが、最近は買い物が減り、旧百済王国の遺跡などの歴史的観光が増えている・・」という意味の記事である

 筆者は歴史好きなので、二回ほど行った韓国でも買い物もせず、すべて「歴史がらみ」であった ソウル、慶州、釜山などは行ったが、古代日本と深い関わりのあった「百済」地域には行けていなくて、「いつかは・・」と思っている

 閑話休題、あれほど韓国での買い物とグルメが中心だった「日本人」がなぜ変わっているのだろうか? ここ十年ほどは「韓流ドラマ」が日本を席巻した 現代物で火がつき、やがて歴史物で最高潮になった 

 お金を持っている中高年(特にご婦人)が「冬のソナタ」のスポットへの団体ツアーに押し寄せた 若者も「東方神起」などの韓国ポップスのグループを追いかけだした

 しかし今は「変わってきている」と東亜日報はいう 「家族・友人が個人ツアーで地方の歴史スポットを訪れる人が多くなった」という 「日本人が日本の原点である韓国古代史とくに百済に目を向け始めた」というのである

 日本の韓国(朝鮮半島)は古代から近いが故の文化的交流(漢字・仏教・儒教)や数度の日本の侵略など複雑な歴史を持つ 今だに半島人の日本に対する思いは複雑である それでも今後も「大事な友人」であることは間違いない

 最近管総理が行った演説と宮内庁が保管する韓国民の宝ともいえる朝鮮王朝の古文書を渡す(返還)というニュースは、韓国でも好意的に受け止められていることは、李大統領の演説でも明らかである

 それと同時に韓国では旧「日帝」に破壊された歴史的建築物である「光化門」が再建され、昨日記念式典が執り行われた それ以外でも各地で歴史的な旧蹟が修理・再建され続けているらしい

 話題を戻そう 要はこれからの日韓関係は憎悪や偏見を取り去り、「血のつながったアジアの兄弟」として付き合わなければならないだろう そういう意味では「日本人の韓国歴史ツアー(巡り)」は喜ばしいことだが、さらにそのブームが「現代史」まで広がってくれると良い 時には日本人にはツライことも耳にすることがあっても・・

(外部リンク:朝鮮日報)
「明洞から百済へ」日本人の韓国観光コースに変化(上)
http://www.chosunonline.com/news/20100815000028
「明洞から百済へ」日本人の韓国観光コースに変化(下)
http://www.chosunonline.com/news/20100815000029

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