やった~!岡山が全国一位だ!2010年09月03日 18時14分57秒

 「岡山の8月月間平均気温が30.5℃で全国一位」というニュースをNHKが先ほど報道した 全国測定地点154ヵ所中の記録だそうである

 ニュースでは岡山駅前で女高生に「ちなみに全国一位はどこでしょうか?」「それは沖縄?」「違います 岡山です」「えー?ビミョウ」と答えていた 

 岡山のキャッチフレーズは「晴れの国・岡山」である 都道府県庁所在地で年間晴天日数が一番多いのは岡山市である まあこの記録は観光ではウリになる カラッと晴れているからである 全国最高気温の熊谷だかが、駅前に「日本一気温の高い町」と垂れ幕を出していた 

 しかし「そんなに暑いところなら行ってみようか?」と単純に観光客は増えはしない よほどの「物好き」か「暇人」しかいないだろう と同様に「8月の平均気温日本一の町」など行きたくはないだろう

 今までの記録は案の定、沖縄の石垣市の30.3℃(H10)だそうである これで岡山市は全国二冠!次は何で三冠王を目指そうか?!・・・ツライ・・・

原爆にも耐え抜いた縮景園の跨虹橋2010年09月13日 19時10分42秒

広島・縮景園
 広島に行って来た そこでひろしま美術館と広島城、縮景園を訪れた 縮景園は旧藩主浅野氏別邸庭園であったが、あの原爆投下で全滅した その時の惨状写真は以下のサイトにある

 内部リンク:広島・縮景園
http://konotabino-tabi.sakura.ne.jp/photoalbum2/2010JPNHiroshima/top.htm#Shukkeien

 原爆投下後に人々が彷徨い、この地で亡くなった方もいたという 後になってこの公園のある場所から多数の骨を発掘し、再葬し慰霊塔を建てたという 

 そういう悲しい歴史のある庭園だが、原爆にも耐え抜いた物が二つだけあるという 一つが写真の跨虹橋と園内の大銀杏だ 市内の平和公園内にも原爆に耐えた木があるが、原爆ドームから1~2km離れた当地のこの木も生き残った

 戦後、広島県教委は力を入れてこの庭を回復させてきた むかしの写真などを参考に忠実に再現させたという 今歩いても全く違和感はない 木々もほとんどが戦後の植えた物らしいが、よくここまで大きくなった感じである

 さて写真の跨虹橋だが、流石背の低い石造橋ではほとんど無傷だったらしい その点背の高い近くの広島城は炎上壊滅した こちらも復元されたが、むかし通りなのは外見だけで中は鉄筋コンクリートである

 いずれにしても、これらは戦争の無意味さ、原爆の悲惨さを伝えている 戦後初めて米代表(臨時代理大使)が参加した広島平和式典、これを改めて平和を考えるきっかけとしたいものである

かなり危ないフランスの国内事情・ブルカ禁止法2010年09月15日 09時23分54秒

 EU内フランスで「ブルカ禁止法」が成立した 本日付の「MSN産経ニュース」である 以下引用する
 「<フランスでブルカ禁止法が成立 欧州初 イスラム諸国反発も>
2010.9.15 08:26
 フランス上院は14日、「ブルカ」や「ニカブ」などイスラム教徒の女性の全身を覆う衣装を公共の場所で着用することを禁じる法案を賛成多数で可決した。法案は7月に国民議会(下院)を通過しており、同法は成立した。 ・・・以下省略」

 ブルカとはイスラム圏で女性がしている一種のベール・服装である 国によって呼び名は異なる 中東をはじめイスラム教では当たり前の風俗である テレビのシーンでもよく出てくる

 もとより先進国では「信教の自由」が保障されている 我が日本も然り 「公共の福祉」に反しない限り憲法がこれを保障する これは民主主義が興り発展した英国で最初に培われた考え方である

 歴史上、キリスト教内でカトリックに対抗するプロテスタントに対して過酷な弾圧がつづいた 日本でも神道を是とする明治政府ははじめ仏教やキリスト教を大弾圧した 権力は自分の陣営に不利な者を弾圧する

 現代ヨーロッパでナチス・ドイツはユダヤ教をかたくなに信奉するユダヤ人を虐殺したのは有名な話だ また数十年前にドイツ経済が好調な時代にイスラム教のトルコ人を安価な労働力として導入し利用した しかし後に経済が傾くと、ナショナリズムが台頭し「ネオナチ」を中心にトルコ移民の家に火をつけて回った

 今回のフランスの場合、フランスと北アフリカを中心としたアラブ諸国は、歴史的には旧宗主国と元植民地の関係になる 先進国は経済が発展すると労働力が不足し、旧植民地から労働力を移入する 旧植民地は経済が不安定で、言葉も問題ないことから「出稼ぎ」に行く

 こうした背景が今回の元であるが、フランスも最近経済が万全とはいえず国民のなかにフラストレーションがたまってきていた 動物を含め人は自分とは違うものには拒否反応をする それが排除行動である まして宗教も見かけも異なる安い給料で働く人たちをよい目では見ていない

 この問題の起こりはずっと以前に遡る 大学や公共の場所で女性がベールを取らないことから社会問題となった ひとは心に余裕がなくなれば、「寛容の心」が失われる 「不寛容」が歴史上如何に害をなしてきたかは多くの人が知る 現在のパレスティナ問題のイスラエルの姿勢やイラクに対するアメリカの行動がそれを示している 
 
 先日のニューヨークにイスラム寺院建設にかんしてキリスト教原理主義者がイスラムの聖典「コーラン」を燃やそうとした事件といい、今回の議決といい、イスラム諸国の反発をいっそう招くだろう 独仏がEUを作ろうとした精神は異文化理解・他民族との協調・融合・多民族の共生ではなかったのか?

 先述の「不寛容な法律」が出来たことに、同じEUの国々も驚いているという ひとは基本的には動物的な「排他」の姿勢をもっているが、だからこそこういった極端なナショナリズムは排除しなければならないだろう 憎しみは憎しみしか招かないのだ

何とか合格?中東レバノンのビール・Almaza2010年09月30日 22時03分49秒

レバノンビール・アルマーザ
 このたびのたびはツアーで中東三国に行って来た 主目的はペトラ・パルミラ・バールベックを含む七つの「世界遺産」訪問である それについてはまた後日触れる

 最初の国はレバノンだが、この国はそのむかし「中東のフランス」ともいわれた地中海沿岸の風光明媚な国であった ところがイスラム教徒とキリスト教徒などの内戦が続き、国内が混乱し荒廃した

 そういう国であるから街も何となく「復興中」の雰囲気があり、道路などのインフラも未整備である 道路は荒れていて車線のラインがなかったり、標識が不十分だったり、ガードレール・反射テープあたりもほとんど無い

 前置きが長くなったが、今回はビールの話である ビール好きの私は旅行の度にビールを頼む 写真のビールはこの国ではよく出てくるし、見ばえもよいし、「プリズナータイプ」と書いてある 期待して飲んだが、はっきり「めっちゃうまい」というレベルではない

 一般的に言ってヨーロッパのビールは当然美味い 私が訪れた国の中ではドイツビールの町・ミュンヘンのレーベンブロイやハンブルクのベックスやそれぞれの地方都市の「地ビール」が殊更美味い

 「ピルズナータイプ」発祥地のチェコ・ピルゼンのピルズナー・ウルケル(ウルクヴェル)本社工場にある地下ケラーレストランの生は「めっちゃ」旨かったし、やはり同国のブドヴァイゼルはポップが利いてとても素敵だった 因みに同名(バドワイザー)のアメリカビールがあるが、あれはビールではない 「アルコール入り飲料水」である

 イギリスで飲んだギネスの黒やオーストリアで飲んだ各地ビールも戸外のパラソル下で飲んだためか、それともつまみのソーセージ、ウィンナーシュニッツェルのおかげか心に残るものだ

 オランダ・アムステルダムにある世界的なハイネケン・ビール博物館で飲んだものも思い出してしまう 金を払うと3枚の「ビール券」がもらえた 美味すぎて各種3ジョッキ飲んで、更に妻の分2枚をも飲んでしまった この後の「千鳥足」は言うまでもない

 またベルギーの修道院ビールはアルコール分が高く11度あるが、これがすごく旨い 特にKASTEELは秀逸で、日頃酒を飲まない妻が彼の地レストランでぐいぐい飲んでしまい、おかげで私の飲み分が減ってしまった

 閑話休題、やはり中近東辺りではドイツ技術の入ったトルコの「EFES」が私にはいちばん美味いと思われる 思うに表記のビールも今回は暑くて乾燥していたため飲んでしまって一応「合格」としてしまったのであった 酒を飲まないイスラム国でおいしいビールを望んだ私がバカだった

 参考:マイHP;「ベルギービールはスゴイ!」
http://konotabino-tabi.sakura.ne.jp/niceshortstory/story22_27/st22_27.htm#belgianbeer