岡山後楽園のウナギ!?!2012年08月03日 23時57分30秒

岡山後楽園の逞しいウナギ!
 「岡山後楽園」といえば「日本三名園」の一つである 他は水戸偕楽園、金沢兼六園である それぞれ徳川時代に重要な大藩、または徳川家と繋がりのある藩の庭園であった

 その後楽園は岡山城傍らの旭川対岸にある藩主の御庭であった 「殿様」がお寛ぎの際、お城から出て渡し船で対岸の御庭に行き、休養した場所であった 江戸時代は「御後園」と呼ばれ、明治期に入って旧藩主池田氏が岡山県に寄贈した

 「後楽園」は東京のものと区別するため、正式には「岡山後楽園」となった その後楽園の中心に「鎮座」するのが「沢の池」と呼ばれる人工の池である

 その池には無数の金鯉、紅鯉が生活している 観光客が池に近づこうとするものなら、餌欲しさにワーと集まってくる その写真を撮っていたら、なんだか黒い棒状のものがユラユラしていた

 目を凝らすと、それ何と大きなウナギの上半身であった 川から取り込んだ水源に紛れて入り込んだ天然ウナギらしかった 観光客が「鯉の餌」を購入し、撒いている隙に、おこぼれの餌を漁っている「したたか者」であった

 川にいる天然ウナギは苔とか小虫を探しまわって懸命に生きている だがこのウナギはじっと待っていれば、鯉餌のおこぼれにありつける
 <棚からぼた餅> まるで「大きな鮫からおこぼれをもらうコバンザメ」の様である 「♪わたしはここでいきてゆく~♪」

 これはそういう強かなウナギの写真である 丸々と太った百匹近い錦鯉にもまれ押されても、尾で叩かれても決してひるまない 忍者のようにのらりくらりひたすら餌に飛びついている その太さから蒲焼きにしたらきっと美味しいと思われるそんなウナギである

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