今年も来てしまった東寺2015年11月09日 22時54分20秒

東寺五重塔の秋
 また今年も京都に来てしまった 秋の京都は彩りも催し物も豊富である 曰く、国立博物館の「琳派展」、第51回京都非公開文化財特別公開19寺等、東寺名宝展などなど・・ 特に「琳派展」は俵屋宗達のあの「風神・雷神図」がつづく光琳、抱一の三人の作品が並べて展示され見較べることができる

 写真の東寺五重塔も内部公開で列をなしていた 東寺はご存じ空海(弘法大師)の寺で、四年かけて四国歩き遍路をした私たち夫婦にとっても高野山と並び大切な寺である

 またこの塔はテレビや映画で京都を舞台にするストーリーではかならず最初に出てくる風景である 塔そのものは江戸期のもので決して古くもなく、姿も「日本三大美塔」ほどの魅力もないが、かも川とならびこの町のシンボルである そういう寺にまた来てしまった

やはり美しい日本三名塔・瑠璃光寺五重塔2015年11月23日 00時46分36秒

秋の日本三名塔・瑠璃光寺五重の塔
 写真は山口市にある曹洞宗の瑠璃光寺の五重塔である 室町時代の1442年の建立である 屋根の反りが美しい「日本三名塔」の一つである 「三名塔」とは奈良・法隆寺、京都・醍醐寺とこの山口・瑠璃光寺の五重塔である

 山口は「西の京都」といわれる大内氏の城下町で、落ち着いた雰囲気の町で、後には戦国大名毛利氏の治めた町でもある 岡山出身の画聖・雪舟が晩年住み着いた場所で、各所に雪舟の足跡が残る

 この寺の境内は現在は香山公園として市民の憩いの場となっている 春は桜の名所、秋は紅葉の名所である 周辺には毛利氏の墓所や幕末・維新の旧跡も多い そういう落ち着いた場所である

日本三景・世界遺産・安芸の宮島の秋2015年11月27日 21時43分27秒

宮島・厳島神社の大銀杏
 ご存じ、安芸の国、平清盛縁の厳島神社である 国宝・日本三景・世界遺産と立派な肩書きがならぶが、それらが無くても神々しい神仏の島である

 私たち中国地方の人間はたいてい、学校時代は遠足で宮島に行っている 関東の人間が日光東照宮に行くのと同じである ところがその後、仕事が忙しくて行っていないと言う人が多い

 わたしは引退後、カメラを持って各地を撮り回っているから、当然此処にも何度も来ている ところが、うちのカミさんは「私は宮島は行ったことがない 行きたい」と宣うた そういうことならと行くことになった 「宮島なら当然秋に決まっている」とばかり秋にした

 ところが行ってみると、「秋がない!」 11月の下旬だから「秋真っ盛り」と思っていた ところが赤茶けた落ち葉が島の境内に広がっていた 「島をたびたび訪れる」という方に訊くと、「今年は紅葉が早かった 11月初旬には色が付いていた」と仰った

 その頃、私たちは京都にいたのであるが、まだ紅葉は始まったばかり・・逆転現象が起こっていた 京都の方が平素の気温が低いのであったのだが、暖かいはずの瀬戸内・広島の方が紅葉が早かった

 そういう中で秋らしいカットがあった それがこの写真である 秀吉が造営を命じ、彼の死後工事が中断されたままの豊国神社本殿「千畳閣」脇の銀杏である そういう写真である

(内部リンク)
  安芸の宮島・世界遺産・厳島神社の秋2015
http://konotabi.com/Photo2015/2015JPNMiyajimaAki/top.html