春雨の平安神宮2017年04月29日 22時04分39秒

京都・平安神宮・春の池端・老桜木
 またまた来てしまった春の京都 そしてまたまた訪れた春の平安神宮 ここは古来の神社ではないが、そのお庭が素晴らしい 足が向いてしまう

 ところがこの日は曇りのち雨のお天気だった 時期的にソメイヨシノはほとんど終わっていたが、八重の枝垂れは散りかけてはいたものの何とか持ちこたえていた

 庭園の池にはすでに花筏ができ、それはそれで魅力的だったが、池淵の老桜木は雨の中でまるで狩野派のような風情で立っていた それがこの写真である

 内部HPリンク:「平安神宮」
    http://konotabi.com/Photo2017/JPNKyotoHeianJingu/top.html

この秋も咲いた月下美人2016年09月22日 22時34分01秒

今秋の月下美人
 暑かった長い夏もやっと朝晩は涼しく、雨もやっと降り始めて、「秋らしくなった」といっていい 秋ーそのシンボルが「月下美人」である 寒くても暑くても咲かず、春秋の「良い気候」でなくてはいけない

 その姿も香りも気品がある 透き通るような花弁はまさに「色白美人」、咲く時間は宵の口から深夜までで、深夜を過ぎると儚い姿になってしまう 「美人薄命」とはまさにこのことだ 

 昨日から今夜までで計八つ、この春は三、四だったと思う 昨年と比べるとずいぶん少ない まさに美人は気まぐれである その美人さんももうすぐ花の命を閉じようとしている

もう銃器はたくさん 止めてください2016年07月09日 23時14分51秒

ドイツ兵に殺される母子
 またもや起こってしまった銃撃事件 米国の警官による一連の黒人殺戮、それに対する黒人による白人警官殺戮事件である アメリカはどこまで病んでいるのだろう 憎しみはまた憎しみを呼び、殺戮は次の殺戮を呼ぶ

 人類は「歴史の教訓」を学んではいない あのパレスチナではユダヤ人がパレスチナ人の土地を奪って殺し、対抗してパレスチナ人はテロを繰り返す そしてイスラエル軍がパレスチナを爆撃し無辜の市民を殺害する シリア、アフガニスタンなど他の国、地域でも殺し合いが続いている

 今は他民族を殺すユダヤ人も昔は殺されていた ご存じナチによるアウシュヴィッツをはじめとする「強制収容所」である 当時こういうものはドイツ国内だけでなく、ドイツが占領した周辺諸国にもたくさんあった

 以前に私が訪れた有名なドイツ名「アウシュヴィッツ」(現地名;オシフィエンツィム)収容所(現博物館)には多くの目を覆う写真が展示してあった 上の写真はその一枚である ドイツ兵に殺されようとしている母親は子供をかばって背を向けている それでも母子ともに殺されるのだが・・ 地面にはすでに殺された父親の死体が転がっている

 一体、この母子はどんな悪いことをしたのだろうか? 彼らは殺される理由がないのだ ただユダヤ人だ、ロマ(ジプシー)だ、などという理由で正当な裁判もなく殺されたのである

 話変わって、「銃社会」を保持しようとする「全米ライフル協会」は「銃が悪いのではない それを扱う人間の問題だ 大体合衆国憲法(修正)には自分の身は自分で守る権利は保障されている 開国以来の伝統だ 銃を持つことは何も悪くない」という

 それでも年間何千人も銃弾で死ぬ社会は「良い社会、理想の国」とは言えないだろう かつて本国英国の植民地支配、圧制に抵抗し、武器を取って独立したアメリカだが、すでに時代が違う 力(武力)で人を制するのは過去の話である 本当に本気で考えなければならない時代になった

 →内部リンク:「アウシュヴィッツ強制収容所」
    http://konotabi.com/auschwitz/toppage.htm

日本棚田百選 岡山県 大垪和西棚田の田植え2016年05月13日 21時04分08秒

岡山県 大はが西の棚田の田植え
 岡山県津山市に所用の帰り、日本棚田百選の一つに寄ってみた 久米郡美咲町の大垪和西(おおはがにし)の棚田である 山間地では早めに田植えをするので「ひょっとして」と期待しながら車を向けた

 案の定、棚田は水を張って苗を植えたばかり 少しばかりの田は作業中であった 水田には白鷺もきていた 夕方に近く光の状態は良くなかったが、雰囲気は分かっていただけると思う

大氷河を見ながら滑るスキーエリア・ザースフェー2016年02月24日 20時08分25秒

スイス・ザースフェー・スキーエリアの氷河末端部
 久々にスイスのツェルマットのスキーエリアに行ったことはすでに書いた そのツアーのオプションが近隣のザース・フェーへのエクスカーションである もちろん別料金である

 マッターホルンを見ながら滑るツェルマットではすでに大氷河の上を滑った このエリアは全体的にはかなり小振りだが、町に迫る氷河の姿を見ながら滑ることができるという 期待して向かった

 このザース・フェーの町もツェルマット同様「ガソリン自動車等は禁止」で、町の外でバスから降ろされ板を担いでしばらく歩いた それで近づいてくる氷河が見えているので視覚的にはよかった

 だが当日は強風のため最上部のゴンドラが停止だという 結局もっともおいしいエリアには行けず滑れずで魅力は半減であった それでも日本では見られない氷河末端部を間近に見られたことは収穫であった

>内部リンク:「氷河を見ながら滑るザース・フェーのスキーエリア」
  http://konotabi.com/Photo2016/SwissSaas-FeeSkiarea/top.html

やはりスキーはニセコスキーエリア2016年01月21日 06時44分37秒

ニセコスキーエリア・アンヌプリコース上部
 「この冬は暖冬」といわれて久しい まったくその通りで西日本のスキー場はほぼ全滅に近い 最近寒波がきてやっとスキー場開きをしたところもある
 
 そういうなかで昨年末から何とか雪があったのが北海道のニセコエリアだ いちばん少ないアンヌプリのベースでさえ150cmはあった 「あった」というのは過去形で、今や160~170cmで頂上部は230~300cmはある

 そういうエリアに二十数年連続できている 大好きな定宿(昆布温泉エリア)も長くなった 「良い雪(ときどきパウダー)・素晴らしい景色(蝦夷富士)・暖かい温泉・おいしい地元産の食べ物」ときて他に何が要るのだろうか?

 写真はアンヌプリコース上部のパウダー状態の様子である 平日ならままこんな状態で、休日でも混雑と言うことはない 一時オーストラリア人、韓国人、中国人が溢れていたが、今年はやや少ないようである いずれにしても、此処はやはり日本を代表するスキーエリアといって良い

静嘉堂文庫の大銀杏2015年12月27日 08時01分53秒

静嘉堂文庫美術館の大銀杏
 東京世田谷の静嘉堂文庫美術館に行ってきた あの三菱・岩崎家二代・四代が集めたコレクションである 地方の人間から言うと、ここはあまり馴染みのない美術館である  通常は上野の西洋美術館、国立博物館、ブリジストン美術館などの有名どころに行くことが多いからである

 日頃は一般公開されず、場所も不便、規模も大きくないややマイナーな美術館だが、リニューアル後の琳派中心展示と国宝の窯変天目茶碗が公開されるという 「これは行きでしょ」と訪問した

 なるほど「金銀の系譜」と銘打った展示はすばらしかった 宗達・光琳・抱一の目眩く世界と世界に日本だけ三点しかないという窯変天目は小振りだったが小宇宙といっていい世界であった(内部撮影禁止、12/23終了)

 そこのお庭も素晴らしい 「世田谷百景」だという小振りだが木々が茂る庭の紅葉はすでに終わりかけ、枯れ葉舞うなか辛うじて銀杏と一部の紅葉だけが残っていた すでに傾いた陽光がキッと葉を照らしていた

日本三景・世界遺産・安芸の宮島の秋2015年11月27日 21時43分27秒

宮島・厳島神社の大銀杏
 ご存じ、安芸の国、平清盛縁の厳島神社である 国宝・日本三景・世界遺産と立派な肩書きがならぶが、それらが無くても神々しい神仏の島である

 私たち中国地方の人間はたいてい、学校時代は遠足で宮島に行っている 関東の人間が日光東照宮に行くのと同じである ところがその後、仕事が忙しくて行っていないと言う人が多い

 わたしは引退後、カメラを持って各地を撮り回っているから、当然此処にも何度も来ている ところが、うちのカミさんは「私は宮島は行ったことがない 行きたい」と宣うた そういうことならと行くことになった 「宮島なら当然秋に決まっている」とばかり秋にした

 ところが行ってみると、「秋がない!」 11月の下旬だから「秋真っ盛り」と思っていた ところが赤茶けた落ち葉が島の境内に広がっていた 「島をたびたび訪れる」という方に訊くと、「今年は紅葉が早かった 11月初旬には色が付いていた」と仰った

 その頃、私たちは京都にいたのであるが、まだ紅葉は始まったばかり・・逆転現象が起こっていた 京都の方が平素の気温が低いのであったのだが、暖かいはずの瀬戸内・広島の方が紅葉が早かった

 そういう中で秋らしいカットがあった それがこの写真である 秀吉が造営を命じ、彼の死後工事が中断されたままの豊国神社本殿「千畳閣」脇の銀杏である そういう写真である

(内部リンク)
  安芸の宮島・世界遺産・厳島神社の秋2015
http://konotabi.com/Photo2015/2015JPNMiyajimaAki/top.html

今年も来てしまった東寺2015年11月09日 22時54分20秒

東寺五重塔の秋
 また今年も京都に来てしまった 秋の京都は彩りも催し物も豊富である 曰く、国立博物館の「琳派展」、第51回京都非公開文化財特別公開19寺等、東寺名宝展などなど・・ 特に「琳派展」は俵屋宗達のあの「風神・雷神図」がつづく光琳、抱一の三人の作品が並べて展示され見較べることができる

 写真の東寺五重塔も内部公開で列をなしていた 東寺はご存じ空海(弘法大師)の寺で、四年かけて四国歩き遍路をした私たち夫婦にとっても高野山と並び大切な寺である

 またこの塔はテレビや映画で京都を舞台にするストーリーではかならず最初に出てくる風景である 塔そのものは江戸期のもので決して古くもなく、姿も「日本三大美塔」ほどの魅力もないが、かも川とならびこの町のシンボルである そういう寺にまた来てしまった

志賀高原・蓮池のカルガモ親子2015年08月07日 22時39分37秒

志賀高原蓮池の鳥たち
 写真は長野県山ノ内町、蓮池を泳ぐカルガモ親子である 母は自分で水に首をつっこみなにやら餌を探し、こどもたちは自分らで集まってじゃれたり遊んだり・・・ 私が今まで世界で見た「鳥ファミリー」と様子が違う 

 普通なら母は常にこどもたちに密着し気を配る こどもも「おかあさ~ん」という感じで、いそいそと母の後を追うのだ ところが前述の通りで、なにやら「反抗期」のこどもたちと、「こどものことより自分生活が大事」という感じなのである

 やっと母とこどもたちが接近した写真がこれである こどもたちも大きくなっているので母も安心して自由にさせ、こどもも「自我が目覚めた」て自立しつつあった姿なのだろうか

 それにしても、世界の鳥ファミリーの中でも、このような「母子家庭」の姿や鶴、ペンギンのような「夫婦協力」の子育てタイプやカッコーのような飼育放棄型などいろんなパターンがあるものだと感心する