バイロイト市役所前の景色2012年01月08日 14時36分32秒

バイロイト市役所前の風景
 昨初夏、ドイツとチェコをレンタカーで回った それについてはいくらかこのブログで取り上げた 半年経って「やはりいいな」と思われる町がいくつかある その一つがバイエルン(南ドイツ)の高原都市バイロイトである

 バイロイトは標高340mだからとりたてて「高原」ではない それでも日本より緯度が高い分、空気も爽やかである 人口も7万人だから「地方小都市」である 日本でも外国でもこのくらいの小都市は概して魅力的である

 大体がのんびりしている 町の中心でさえそうである この写真も市役所前の景色である 植え込みにはラヴェンダーが満開で、良い香りが漂っている 歩く人ものんびりしていて、日本の大都市のような喧噪とスピードがない 大学生は本を持って大学に向かう みんな自分のリズムで生活している やはり「人間らしい町」は10万人以下であろう

 ここのハウプト・バンホフ(中央駅)には「音楽祭と大学の町・バイロイト」と明記してある 「もうそれだけで私たちは良いですよ」という感じがする 正に特化した町である 地方都市はそれで良いのだと思う

 私たちが此処に来たのは31年ぶり、新婚旅行で「バイロイト音楽祭」を聴きにきて以来である あの歌劇場の木製椅子は堅くて尻が痛かったけど、ホルスト・シュタインの指揮は素敵だった そういうことを思い出しながら、劇場を再訪した

 訪問時は初夏、まだあの音楽祭は始まっていなかった それどころか、臨時休業をしていて中にも入れなかった 訪れる人も少なく、閑散としていた その日の夕方、此処を本社とするピアノメーカー・シュタイン・グレーバー社内のピアノコンサートを聴いて、いい気分でホテルに歩いて帰ったのだった 「また来て良かった」と思われた

 →内部リンク:バイロイト祝祭歌劇場
http://konotabi.com/photoalbum2/2011DB_CZ_BayreuthFest/top.htm

こんな物まで売っている!ドイツ・アウトバーンのトイレ2012年01月08日 17時01分44秒

ドイツ・アウトバーン・SAトイレの**の自動販売機
 前回のドイツ・チェコ・ドライヴの続きである 此処はドイツのアウトバーン(自動車道)のあるSA・トイレ(男子)である 用を足して、ふと壁を見ると、小型自動販売機があった ドイツによくある手動式である コインを入れてレバーを押すと、物が出てくる

 こういう形式の物は日本のJRトイレにもある たいていはティッシュ・ペーパーであり、歯ブラシセットである場合が多い ところがココの場合は半端ではない 写真をよく見ていただきたい な、な、なんと、ここに名前を書きにくい物品が販売されている

 公衆の場所に日本だったら「青少年に見せたくない物」が売られている ドイツはいろいろなことに先進性を示す国だ 例えば「タバコの自動販売器」はない 未成年に対して対面販売が基本だ ところがこれらの品物は未成年でも購入できる 国によって価値基準が異なるところが面白いのである

せ、せんせい!まって!2012年01月27日 02時40分48秒

カナダ・ウィスラーのキッズ・スキースクール
 ここはカナダのウィスラー・ブラックコム・スキーエリアです あのヴァンクーヴァー冬季オリンピックが開かれた場所です 筆者はそのオリンピック年以外はほぼ毎年来ています ここももう十数回になります

 そのエリアもウィスラーとブラックコムの二つの山で出来ています 写真はウィスラーのクリークサイドにあるミッドステーション(中間駅)でのものです この広大な山からいうと下の方です

 ここではスキースクールが盛んで、多くの子どもたちが参加します 親たちはスクールに子どもを預けると自分たちで滑っています 一人の先生にはまず5,6人の子どもが配属されます これはどうやら初心者クラスの様でした リフトから降りてきて先生は言います

 「トイレに行く子はいないかな? 靴はちゃんと締めているよね? 全員揃ったらスタートします」 その時一人の男の子が後ろにコケました 「せんせい、コケちゃった!ま、まって!」 どこの国でもドン臭い子はいるものです それにしてもこんな小さい時からスキーの基礎が習える環境はステキです

 内部リンク:ウィスラー・ブラックコム・スキーエリア2012
 http://konotabi.com/PhotoAlbum3/2012CANWhistler/top.htm

B787は良い飛行機ですね2012年01月28日 17時55分03秒

岡山空港初フライトのB787の7号機
 東京羽田から岡山への移動にANAのB787の7号機に乗った ふつうはこの路線は767が主力なのだが昨年から787も使われだした この開発真新しい機は岡山だけでなく広島他の地方路線にいち早く投入されている  
 
 また仕様も異なる搭乗者数を減らした機は長距離用のフランクフルト線などに使われているという 搭乗中にお話しした気さくなCAさんによると、この787の7号機は本日の岡山へは初飛来で、なんとこの機体は国際線(たぶん短距離国際線だろうが・・)にも使える機体なのだという ということは国際線用の機に国内線で乗っているのである

 この機のメリットももうあちこちで解説がされていて、乗り慣れていらっしゃる方には説明不要だろう この日が787初搭乗の私には嬉しい体験であったので、感想を少々・・ まず天井が高いし明るく開放的である 今まで乗ったボーイング社の727,737,747,757,767,777と比較しても変な圧迫感がない

 ギャレー(調理準備スペース)付近も明るく広く曲線を巧く使って機能的ではあるが無機的なこれまでの機とは明らかに異なる デザイン的にも素晴らしい まわりのスペースも十分広い 国内線なので食事は出なかったのだが、きっと能率的に作業が出来るのだろう

 驚いたことがあった 太陽が眩しいのでシェードを下ろそうとしたら・・・ない! そんなはずはない!・・と探したら、窓の下に小さなボタンが付いている それを押してみたら窓の色が次第にダークブルーに変色したのだ まだ太陽や景色は見えるが眩しくはない ウ~ン、これは優れ物である 問題は若干の時間がかかることである(慣れの問題だが・・) 

 トイレに行った妻の話ではなんと「ウォシュレット」がついているという これは家庭用でも外国人も驚く優れ物である またこれまでの機では問題があった座席シートカバーの置き場が変わっていたという 分かっていない人がカバー入れに間違ってゴミを突っ込んでいたらしい だから今度は間違いにくいだろうという

 外観の変化ではエンジンカウルの後端がギザギザになっていること 説明ヴィデオでは排出ジェットガスを整流し騒音を大幅に削減したのだという これも環境に優しい

 その他大事な要素は国産炭素繊維の多用による軽量化で燃費が大幅に向上したことや機体のコンパクト化でエコ時代に対応出来たことだ また相変わらずのロールスロイスエンジンだが新型エンジンで酸素消費量も排出二酸化炭素量もともに20%も減少したそうで、「エコジェット」といっても過言ではないと思う

 蛇足だが、機長の作業でコックピットの様子がディスプレーに映るのも新鮮だ 到着してから機長が振り返ってにっこり微笑んだのはいささか驚いた イイ男だった コーパイは映っていなかったが・・・

 ANAという日本のキャリアーが世界で一号機を購入したが、それも航空会社の改良意見が取り入れられているという 炭素繊維の東レだけでなく機体のかなりの部分に富士重工、三菱重工業、川崎重工業の技術が入っている事実も日本人としては嬉しいことだ 機の国産比率は35%だそうだ この機が今後世界中で多いに飛びまくることを願っている