大山スキー場の父と幼い息子2014年01月07日 19時48分25秒

大山スキー場のパパと息子
 ここは西日本(九州・中四国)で最大規模の大山スキー場(だいせんホワイトリゾート)である 私は2年ぶりにここに来た それは雪国の信州、北海道などのスキー場に行っていると、温暖な西日本のスキー場の雪質や規模が物足りなくなるからである

 とはいっても、私は齢四十にしてこの地で最初に板を履いた つまり私のスキー歴はここから始まった だからいくら物足らなくても一定の敬意は持っている こうしてたまに「ご機嫌伺い」をするのもまあ「故郷帰り」なのである

 このシーズンも年末年始の混雑を避けて初めて滑った 「サンデー毎日」のリタイア・オッさんはことさら平日に行くのである そうするとリフト券が祝祭日料金より600円も安くなる 此処はシルバー割はないのだがこれで十分である 更に500円の次回割引券も付いてくる スキーブーム時に1300円だった駐車場も祝祭日1000円が500円になっている 信州辺なら無料の駐車料金が有料でも、まあ~文句はない

 閑話休題、さてこの写真だが、「上の原コース」のトップである 滑り出しの斜度は27度、中上級者なら全く問題もない斜度である ところがヘルメットを被った小さな子どもがパパと一緒に上がってきた ボーゲンの足つきとヘッピリ腰から全くの初心者だと推測できた

 「パパコワイよ!」
 「大丈夫、教えたとおりに滑ればイケルから」
 「でもここは急だから・・」
 「斜めに行けばユルイから・・」

 こうしてパパから大きく遅れて股をいっぱいに開いてズリズリ下りていった ガンバレ!ちびっ子! 「いいなあ!あの子は幸せだなあ!」 小生、この子の歳にはスキーを履いたこともなかった もちろんスキー場に行ったことも・・ 

 高度経済成長時代、我々の父親はおしなべて「仕事一途」で「家庭サーヴィス」なんてものはなかった 車もなかったから「家族ドライヴ」も当然なかった 車に乗る時は急病の時のタクシーだけ・・ 

 ところが今、物はいっぱいあるし、最近の子どもは何でも与えられている 色々体験できて自分に向いたものも早く分かる・・・ 少し厳しいパパだが、この子もいつの日にかパパに感謝することが来るであろう