アルクマール市庁舎の結婚の席(オランダ) ― 2006年10月31日 08時43分20秒

上はオランダのアルクマール市庁舎にある小ホールである そして市長側から見た結婚カップルの席である ヨーロッパでは、町の中心に大きな広場がある(「市場広場」という名前が多い) その広場に面してあるのが、市庁舎と教会(聖堂)である
結婚する二人は当然ながら教会において、牧師(神父)と親族・友人の立ち会いで式を挙げる これは神と「身内」の前で、「永遠の誓い」をすることを意味する 正確には「神と二人の契約」で、親族は立会人なのであろうか
その後で同じ広場にある市庁舎に歩いてゆき、ここで市長立ち会いのもとで、結婚の届け(結婚の誓い)をする 当然、市長の人生訓やサインをもらうことになる こうして若い二人は、「コミュニティーの一員」になったことを、自ら確認するのである ここに、「市民」が町を動かしてきた歴史が仄かに見える
日本でも最近、市長室でそういうことをする所もあるというが、一般的には、二人の代理で親族が市民課の窓口に事務的に申請することも多い 民間式場と市役所が遠かったり、式と披露宴の後にすぐ新婚旅行に出てしまうからである
もう一つの相違は宗教である ヨーロッパでは宗教(主にキリスト教)は「生活の規範」となっている 聖書はその国の言葉で書かれていて、誰でも読めば意味が分かるし、身近な生活に応用できる ところが日本では信者など一部の人々は別として、普通の人は宗教がなかったり、熱心でなかったりする また「祝詞」や「般若心経」は読んでもすぐには意味が不明であるから、あまり社会規範にはならない
そうなると、結婚式の時だけ「にわか信者」になって、神社であげたり民間の式場に神主に来てもらって式を挙げる(神道) たまに「仏前結婚」というのがあるが、法事とは別であまり人気はない(仏教) それらが「ダサイ」という人たちは、キリスト教徒でもないのに「ニセ信者」として式を挙げる
だからこういう一連の作業のなかで、日本で役に立つ「ありがたい話」は、披露宴の時の「来賓の祝辞」だけである しかしこれを聞いている人は少なく、たいていは酒を注いでいるか飲んでいる しかも最近は金を出す親の見栄などもあってか、披露宴ばかりが妙に派手になっている
もちろん社会や親戚づきあいのあり方、社会状況、文化、歴史が違うので、これ日本型が悪いとは一概には言えないが、私にはなにか新婚の二人が「本当の主人公」に見える質素なヨーロッパ型が好ましく思われる
結婚する二人は当然ながら教会において、牧師(神父)と親族・友人の立ち会いで式を挙げる これは神と「身内」の前で、「永遠の誓い」をすることを意味する 正確には「神と二人の契約」で、親族は立会人なのであろうか
その後で同じ広場にある市庁舎に歩いてゆき、ここで市長立ち会いのもとで、結婚の届け(結婚の誓い)をする 当然、市長の人生訓やサインをもらうことになる こうして若い二人は、「コミュニティーの一員」になったことを、自ら確認するのである ここに、「市民」が町を動かしてきた歴史が仄かに見える
日本でも最近、市長室でそういうことをする所もあるというが、一般的には、二人の代理で親族が市民課の窓口に事務的に申請することも多い 民間式場と市役所が遠かったり、式と披露宴の後にすぐ新婚旅行に出てしまうからである
もう一つの相違は宗教である ヨーロッパでは宗教(主にキリスト教)は「生活の規範」となっている 聖書はその国の言葉で書かれていて、誰でも読めば意味が分かるし、身近な生活に応用できる ところが日本では信者など一部の人々は別として、普通の人は宗教がなかったり、熱心でなかったりする また「祝詞」や「般若心経」は読んでもすぐには意味が不明であるから、あまり社会規範にはならない
そうなると、結婚式の時だけ「にわか信者」になって、神社であげたり民間の式場に神主に来てもらって式を挙げる(神道) たまに「仏前結婚」というのがあるが、法事とは別であまり人気はない(仏教) それらが「ダサイ」という人たちは、キリスト教徒でもないのに「ニセ信者」として式を挙げる
だからこういう一連の作業のなかで、日本で役に立つ「ありがたい話」は、披露宴の時の「来賓の祝辞」だけである しかしこれを聞いている人は少なく、たいていは酒を注いでいるか飲んでいる しかも最近は金を出す親の見栄などもあってか、披露宴ばかりが妙に派手になっている
もちろん社会や親戚づきあいのあり方、社会状況、文化、歴史が違うので、これ日本型が悪いとは一概には言えないが、私にはなにか新婚の二人が「本当の主人公」に見える質素なヨーロッパ型が好ましく思われる
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