乗りたくない中華航空2007年08月24日 11時21分55秒

 先日、那覇空港で中華航空機炎上爆発があったのは周知の事実である 私も旅行が大好きだから、そこそこ飛行機には乗っている 中華航空もおなじ路線で台北行き乗ったことがある これはNWからたまたま乗り換えたのだが・・

 むかしから中華航空は「安い航空会社」ということで有名で、学生や格安航空券愛好者ではよく利用されていた 最近はこういう会社が増え、競争も激化している 「安く外国旅行が出来る」という意味では良い傾向である

 しかし反面、機体の点検・整備が「手抜き」になっているという 航空機会社同士の価格競争、燃料費の高騰、「9・11」以来の安全関係重視等により各社とも収支が赤字になっている サーヴィスは手を抜くとすぐに分かる その結果、点検・整備を外注にしたり、毎回の点検を簡単にしたり、緊急性がないと判断した場合は後回しになっているらしい

 さてあの事故の直後、中華航空は日本の国土交通省の許可を得て、一夜のうちに焼けこげ機体の「中華航空」のロゴをペンキで塗りつぶした まだ検証や調査が済んでもいない時に、許可した国交省もお粗末だが、それ以上に塗りつぶした会社の姿勢も恐ろしい 今更何から隠そうというのだろうか?

 さらにおなじ頃に台湾国内では中華航空が「機長は英雄」との見出しで、自社の事故処理を賞賛した宣伝をしたらしい このような厚顔無恥の事例はあまり聞いたことがない 同時にあの機に乗っていた乗客は会社の対応のまずさに怒っていたということも伝えられた

 直後のテレビの中継や乗客提供の映像では、「全員生存」もただ「運が良かった」だけで、決して「乗員の素晴らしい処置のおかげ」ではないことがよく分かる

 降機直前に乗客がCAに「翼から煙が出ている」と言ったら、「あれはタイヤの煙です」と言って取り合わなかったという また避難時に機内放送はいっさいなかったーと乗客はいっていた 日本人乗客は「中国語で避難指示をしていた」という と言うことは日本人や他の外国人には理解できないことだ

 さらに怖いのは、あの新鋭機と言われるボーイング737-800機にはすでに同様事故が報告され、B社からは「緊急ではない情報・ノータム」として世界に発信されていたことだ もっと怖いことは、B社は担当社員が事故機を調査にくる以前に「我が社の機には問題はない」という声明をいち早く出していたことだ
いったい利用者は何を信じて飛行機に乗ったらいいのだろうか

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