外国人あふれるニセコスキー場 ― 2008年01月19日 11時08分27秒

以前にも書いたことだけれでも(当ブログ2007/1/24付)、ニセコはここ4,5年は外国人、特にオーストラリア人が増えている そういう傾向はどんどん強まっているのだが、彼らの新しい風潮・傾向も書いてみたい
今まではただスキー場レストランの「英語メニューをみて洋食を注文」していたのだが、観察していると面白いことに気がついた それは彼らの「日本文化志向」である いわゆる「和食」を食べている者の方が多いのだ しかも牛丼をスプーンで食べるのではなく、ちゃんと箸で食べている しかも食べ方も堂に入っている
これは箸を以前から持っている感じである しかもおもしろがってではなく、普通に食べている オーストラリアでも日本食、特に寿司が出回っているのは知っている しかし牛丼、天丼、カレーライス(これは今は日本食のジャンル)、みそ汁を普通に食べる感覚はどういうことなのだろうか?
別の日、その次の日もスキー場内の山小屋風の古い小さな店を回ってみた そこはオーストラリア国内で当然の「全面禁煙」でもなく、煙が漂っている しかもメニューは日本語だけである そういうところにも彼らは居た しかも小さな子まで含むファミリーが多い その子らが箸を持って玉子丼を食べている その姉はホカホカの肉まんに食いついている
そういえばTVのドキュメンタリーでも、観光客が提灯や地下足袋、着物など最近の日本人も縁が薄い品物を買っていると報じていた リフトで一緒になったオーストラリア青年は「京都の寺を見てから北海道に来た 京都は雰囲気が良い」と言っていた そういう意味では決して「皮相的ではない日本観光と理解」と言っても良いかも知れない いわゆる「新大陸=歴史のない国」の人間として、「歴史的」な物にあこがれるのだろうか
話しはニセコに戻る 当地ではオーストラリア資本が4つのコースの内、いちばん新しい「花園コース」を買収してからかなり年数が経った その後当地では彼の資本による建設ラッシュが続いている 地価上昇率も東京を抜いていると言われる シドニーからのツアー数も半端ではないらしい その反面、わたしが使っていたある伝統ある「山荘」がつぶれた 高く買収されたという そこは今は更地にされ駐車場になっていた 他にもいくつかの日本人経営の宿、店が閉まったといわれる
外国人は当然此処で金を落とすが、金の半分以上はオーストラリア資本に取られてゆくはずだ レンタル・スキーも外国資本であるのだ スキー場もロッジも比羅夫の町もいるのはオーストラリア人ばかりである まるで「外国の町」である (もちろん中国人、台湾人、韓国人なども多くなったが、黙っていたら日本人と見分けがつかない) シーズン中は町の人口より外国人の方が多いはずである
朝一番の新千歳空港行きの始発バスは私しか乗って居なかった 運転手に聞いてみた 「ニセコは外国人が多くて町もバスも繁盛していますね」 彼はぼそりとこういった 「いつまでこれが続くかねぇ」 私はしばらく彼の言葉の意味を考えていた これらの現象はこの地にどういうメリット、デメリットをもたらすのだろうか
今まではただスキー場レストランの「英語メニューをみて洋食を注文」していたのだが、観察していると面白いことに気がついた それは彼らの「日本文化志向」である いわゆる「和食」を食べている者の方が多いのだ しかも牛丼をスプーンで食べるのではなく、ちゃんと箸で食べている しかも食べ方も堂に入っている
これは箸を以前から持っている感じである しかもおもしろがってではなく、普通に食べている オーストラリアでも日本食、特に寿司が出回っているのは知っている しかし牛丼、天丼、カレーライス(これは今は日本食のジャンル)、みそ汁を普通に食べる感覚はどういうことなのだろうか?
別の日、その次の日もスキー場内の山小屋風の古い小さな店を回ってみた そこはオーストラリア国内で当然の「全面禁煙」でもなく、煙が漂っている しかもメニューは日本語だけである そういうところにも彼らは居た しかも小さな子まで含むファミリーが多い その子らが箸を持って玉子丼を食べている その姉はホカホカの肉まんに食いついている
そういえばTVのドキュメンタリーでも、観光客が提灯や地下足袋、着物など最近の日本人も縁が薄い品物を買っていると報じていた リフトで一緒になったオーストラリア青年は「京都の寺を見てから北海道に来た 京都は雰囲気が良い」と言っていた そういう意味では決して「皮相的ではない日本観光と理解」と言っても良いかも知れない いわゆる「新大陸=歴史のない国」の人間として、「歴史的」な物にあこがれるのだろうか
話しはニセコに戻る 当地ではオーストラリア資本が4つのコースの内、いちばん新しい「花園コース」を買収してからかなり年数が経った その後当地では彼の資本による建設ラッシュが続いている 地価上昇率も東京を抜いていると言われる シドニーからのツアー数も半端ではないらしい その反面、わたしが使っていたある伝統ある「山荘」がつぶれた 高く買収されたという そこは今は更地にされ駐車場になっていた 他にもいくつかの日本人経営の宿、店が閉まったといわれる
外国人は当然此処で金を落とすが、金の半分以上はオーストラリア資本に取られてゆくはずだ レンタル・スキーも外国資本であるのだ スキー場もロッジも比羅夫の町もいるのはオーストラリア人ばかりである まるで「外国の町」である (もちろん中国人、台湾人、韓国人なども多くなったが、黙っていたら日本人と見分けがつかない) シーズン中は町の人口より外国人の方が多いはずである
朝一番の新千歳空港行きの始発バスは私しか乗って居なかった 運転手に聞いてみた 「ニセコは外国人が多くて町もバスも繁盛していますね」 彼はぼそりとこういった 「いつまでこれが続くかねぇ」 私はしばらく彼の言葉の意味を考えていた これらの現象はこの地にどういうメリット、デメリットをもたらすのだろうか
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。