やっと見られた白川郷の「雪中の合掌造り」2008年02月21日 00時32分14秒

城山から見た雪が降る白川郷・合掌集落
 長野県・八方スキーの帰路に、北陸道から東海北陸自動車道に入って南下、五箇山と白川郷の両「合掌造り」を見てきました ご存知、両方を合わせてユネスコ世界遺産に指定されてから、すでに十余年が経っています

 かなり前に夏の白川郷合掌造りを訪れ写真も撮りましたが、当時はまだデジカメはなく銀板写真でした またマイHPさえも持っていなくて、この際デジカメで「雪中の民家」を撮ろうと思ったのです 今回は上の写真ですが、いずれ親HPに載せますので、またご覧下さい

 最初の富山県・五箇山は高速ICを下りて直ぐありました 駐車場に停めると、「協力金500円也」を徴収されましたが、まあこれは仕方がないでしょう ただ、ここは合掌民家の数が少なくて写真的にはさびしい感じです だからでしょうか、観光客はパラパラです

 次に隣県・岐阜白川村の合掌造りの方に行きました ここはさすがというか、あまりにも有名すぎて観光客も多く、狭い街中には駐車できません 山の上の駐車場に行かされて、「夜間照明協力金」の名目でまた500円を取られました まあこれも環境整備や人件費で致し方ありません 排気ガスも出しますし・・ その代わり、駐車場から街中へは無料の連絡マイクロバスがありました

 まず観光ポスターでよく見られる山上からの集落写真を撮りに、15分ほど歩いて城山に登りました しかし雪が盛んに降りしきっていたため、上のようなぼやけた写真しか撮れませんでした その後は山から下りて、民家群の周りを回ってけっこう撮りました

 それにしても中高年の多いこと!かく言う私もその一員ですが・・(笑) 高級一眼レフカメラをもった男たちのアマチュア写真グループや、中高年の夫婦や若いカップルが多かったのですが、中国人らしい若い女性たちも居ました こんな山奥までアジア人に知られているのです

 こうして写真をたくさん撮ったので時間がかかり、結局名古屋経由で岡山へ帰宅したのは、日が替わった真夜中でした なんと朝8時に白馬を出てから、休憩も含めて16時間半もかかったのです ずっと一人で運転ですから、我ながら運転が好きだと思いますねぇ

 それにしても、五箇山も白川郷も合掌造りの家はほとんどが店屋、土産物屋、民宿などを営んでおり、本来「文化遺産(家屋・建造物)の保護」が目的の「ユネスコ世界遺産指定」が、観光推進や商売の道具になっている現実はやや問題だと思いました いずれは「世界遺産指定取り消し」の問題も出てくるかも知れません 生活のためには仕方がないことではあるのですが・・ 本当に難しい問題です

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