雪山が見える待合室・クイーンズタウン空港2008年09月03日 10時22分06秒

NZ/
 残暑の日本を出てニュージーランドの南島に行ってきた 関空をでて10時間半くらいで最大都市オークランド着、国内線に乗り換えて南島南部の観光拠点クイーンズタウン空港に到着する

 途中、機上からNZアルプスの雪山やそこにあるスキー場やフィヨルド地形を楽しむことが出来る ただ国内線なので、飲食サーヴィスは日本同様良くはない

 写真の空港は、ローカル空港らしくタラップを降りてテクテク歩くが、景色が雪山と湖に囲まれて雄大そのもの、まったく苦にはならない 目当てもスキー場のある山も銀色に輝いている 心が弾む

 ホテルにチェックイン後、町そばにあるワカティプ湖を散策し、写真を撮る フィヨルドで有名なミルフォードサウンドもこの町から観光にでるだけあって、日本人には素晴らしい光景である 町も人が多すぎず落ち着いている 明日からはスキー三昧である これでNZドルが安かったらなぁ~

クイーンズタウンの散歩2008年09月05日 07時54分06秒

NZ・クーンズタウンの土産店の店先
 ニュージーランド南島の南部の観光地、クイーンズタウンは大変魅力的な町である 氷河に由来するフィヨルドが近く、氷河湖と思しき大きな湖が前に広がり、カモメを含む多くの水鳥が飛び交い、そしてその周辺には雪をいただく山々が取り囲む 水辺の公園には、ベビーカーの若夫婦がベベbebeの写真を撮っている

 町そのものも清潔でこぢんまりして、いわゆる「ウォーキング・ディスタンス」(歩ける距離・範囲)である ホテルチェックイン後、町を「エクスプロア(探検)」した 先述の湖畔の波止場には、古い蒸気船が繋留され出港を待っている 私は個人的には「砂漠」も大好きだが、「水のある風景」はだれにとっても心が和まされる

 町そのものは観光地だけあって、レストラン、土産店、旅行代理店などが並ぶ とくにモール周辺は雰囲気がよい そういう中に、店前にテーブル・いすを並べて大きな羊皮をのせた土産店があった 日本ではけっこう高いムトン皮であるが、誰でも気楽に座れるところがよい 流石、「人口の20倍はいる羊の国」だけのことはある

 さらにうれしいのは、他の国にあるような「物騒感」がないのである だからといって無防備になるわけではないが、なぜか「怪しそうな人間」がいないのだ これは観光客にとっては大きな要素である オリンピックが開かれたある国や、物乞いが手を差し出すイベリア国の首都の大通りなどよりはるかに心が安まる

内部リンク:「湖畔のベベ(baby)とカモメ」
http://konotabi.com/trifles/fragment/1.htm

いよいよ、スキー場へ出発!2008年09月06日 10時21分54秒

クイーンズタウン郊外の景色
 翌日から「5日間スキー」が始まった 「朝の光を浴びて・・」といいたいところだが、どうも現地スキー場の天気は悪いらしい それでもクイーンズタウンを出たところでは、まだ晴れ間が見えていた 前にも書いたが、「水のある風景」は心地よい それに加えて、雪を被った山々が付け加わった景色は、私にとってはアルファ波を十分出してくれる

 ところで「クイーンズタウン」という地名だが、当地ニュージーランドは元英国植民地ではあるが、ヴィクトリア女王やエリザベス女王が来て感動したーという話がネイミングの元になっている訳ではないらしい 要は、「女王様でも大好きになってくださるに違いないほど美しい町である」というだけのことらしい それにしても良い名前である

 この地域にある3つ4つのスキー場は、ほとんどが車で一時間以内の近場にあって移動も楽である 筆者が隔年のように訪れるカナダのバンフ地区スキー場は移動にもっと時間を取る ただ南半球なので、山自体の規模は大きくはない 南半球で大きいのはアンデス山脈中のスキー場(例、チリ)だけである

 景色を見ているだけで時間が経つ しかしスキー場へ近づいても雪は現れない 山と谷間の牧場だけが延々と続くのだ こうして「スキー場入り口」と書かかれた看板の場所を左折して、山道に入った

(以下続く)

スキー場に上がる道は砂煙!(NZ)2008年09月07日 23時02分08秒

砂煙の立つスキー場へのアクセス道路
 写真を見ていただけば分かるが、ニュージーランドのスキー場はすべて山上にあり、その中腹までは雪はまったくないのである しかもそのアプローチ道路には、ガードレールも舗装もない 反して、日本のスキー場入り口までの道路で無舗装を見たことがない

 こういう「無愛想」な道路にはこういう話もオマケで付く 「今年はまだ道路から滑落した車はまだ二台だけです」 どうもギャグではないらしい スキー場のコース内にも岩露出やクレバスらしい場所もあるが、日本のように丁寧な「立ち入り禁止」の表示もない

 要するに、「過保護」ではないのである 英語で言うと、"At your own risk"、つまり「自分の責任で」スキーもボードもするのである 各人は「自分の力量、能力に合ったコースを自分の判断で滑る」のである

 だから事故を起こしたら、大変なお金を要求される それが「人間を成長させる」のであろう 「おんぶにだっこ」の過保護の日本社会こそが、「成熟しきれない大人を生む」と考えるのは行き過ぎであろうか?

NZ/コロネットスキー場2008年09月08日 11時04分38秒

 雪のない山道を上ってコロネットスキー場に着いた クイーンズタウンから最も近いスキー場だが、レベルからいって「足慣らし」には良いのだそうだ 写真でも分かるように、日本の地方スキー場と比べても決して大きくはない ただ今年は「過去5年以上でもっとも雪が多い年」だという

 リフト券を受け取るが、日本の昔風のリフト券や最近中心になった「ICカード」ではなく、ジッパーのわっかに針金を通して紙の裏糊で張り合わせるタイプである やや古いと言わざるを得ない 不要になったら針金を切るしかないのである

 それはさておき、半年ぶりのスキー滑り出しは、ぎくしゃくして何となく様になっていない それでも何本か滑る内に、何とか「らしく」なってきた 今回参加したのは「ツアー」なので、私よりかなり巧い上級者や初級に近いオバ様たちもいた そのためチームを2つに分けていた

 「カメさんチーム」のコンダクターはコースを一通り引率すると、「さあお茶にしましょう」といい、ハウスに連れて行った ここも日本でいうと「中堅クラス」のロッジで一軒しかなかったが、人が少ないので落ち着いてはいた 

 ブッフェ形式レストランはトレーを持って自分の好きな物をのせる 私の前にいたニュージーランド人らしい中年婦人が、選ぶのに時間をかけすぎて、一つしかないキャッシャーの列が長くなっていた

 レジの女性が言った 「もう決まりましたか?」 その女性はそれでもこう尋ねた 「あ~いちばんカロリーの低いケーキはどれなのかしら?・・」
それを聞いた私と後ろの女性は思わず顔を見合わせた その女性は小太りだったが、そんなにカロリーが気になるのなら、ケーキなど食べねばよいのだ 気持ちは分かるが、何んだか可笑しかった

コンセプトが素敵な地方ショッピング・モールの子供トイレ2008年09月16日 15時05分38秒

 数日前に高知に行って来た 高知市の西隣に伊野町という和紙で知られる町がある その町はずれにサニーマートというショッピング・モールがあった 外見はどうということはないふつうの地方のモールだが、トイレに行って驚いた

 大人のトイレ入り口の前に「キッズ・トイレ・セクション」がある これだけでは何のことか分からないが、写真を見ていただこう これでも大きさが分からないが、男の子「ピスコーナー」は小さなカワイイ高さの便器があり、中央の洗面もママゴトの様な大きさ・かわいさである 大人用に言い訳のように置かれた「足台」もない 

 そこでは、キッズが自分ひとりで手が洗えるし、ちゃんとシャンプーもある 左の「大」セクションもドアはあるが、下も上も開いていて親(保護者)が覗ける その前にある広めのスペースには長いす(ソファ)があり、保護者が多めの荷物を置いて、じっと子どもの「フントウ」を見守ることも出来る

 わたしも地方の県庁所在地在住者であるが、もっと「田舎」の町のモールトイレがこんなに「ススんでいる」とは思わなかった きっと首都圏などの同様の場所ではもっとススんでいるのであろう うかうかしていたら、ジイ様は時代から取り残されてしまいそうだ

まるで西部劇!のスキー場近隣のレストラン(NZ)2008年09月18日 22時42分16秒

スキー場近郊の開拓時代農家を改造したレストラン
 今回のNZスキーツアーでは、スキー場は日替わりである ニュージーランド南部の美しい町・クイーンズタウン郊外には、へリスキーのフィールドも含めると10以上の「スキーエリア」がある

 そのなかでも町に近く、初級中級者に人気なのが、カードローナ・スキーエリアである 山もいちばん低く、雪も決してパウダースノーではないが、気楽に滑れる場所である

 その山の下方の道路脇にあるのが、写真のレストランである 起こりは当地の開拓時代だそうで、100年くらいは経っているらしい 外見はまるで「ハリウッド映画にでてくる酒場」のようで、ご丁寧にも看板代わりにクラシックカーが置いてある 近くには同様の施設が少ないので、マイカーやバスはかならず「トイレ休憩」に止まる

 ドアを開けると、正面にカウンターがあり、「地ビール」のタップ(生ビールのつぎ栓)が出ている もちろん「Beer on tap」を頼む これがまた旨い けっこう寒いのであるが、それでもイケるのだ 地元のチーズをつまむと更に旨い

 ここ内部の立て付けはもち論、庭も「元開拓農家」らしく物置には古い農具もあり、中庭には野外バーベキュー炉やピクニック用のテーブルも置いてある 雰囲気もよい レンタカーだったら、ゆっくり数時間はいたい場所である ヨーロッパの有名スキー場近隣だったらないような施設である ニュージーランドのツアーは、こういう「田舎体験」がふつうに出来る魅力がある

HP内部関連写真:
カードローナスキー場空撮写真
http://konotabi.com/photoalbum/2008NZSkiCadorona/top.htm

田舎の地方道の景色も美しいニュージ南島2008年09月24日 21時36分42秒

ワナカ郊外の景色
 ニュージーランドの今年のスキーシーズンも終わってしまった 南半球のスキーの魅力は、日本のうだるような暑さの真夏に涼しい場所に行って「冬のスポーツ」スキーが心ゆくまで出来ることである

 すでに前のブログで書いたが、南島の自然の景色は絶対に見ることが出来ない雄大さで、なおかつ国道の沿線にも多くの自然が残って人工的な看板や種種雑多な無秩序な建造物がほとんどない

 だから日本から訪れた人はたいていこの地が大好きになる しかも多くの牧場には、「人口の20倍」ともいわれる羊が静かに草を食んでいる だから「自然志向」の人には堪えられない

 上の写真も「有名な観光地」でも何でもない すでに登場した南部最大の観光ベースタウン・クーンズタウンから車で一時間余のこぎれいな町・ワナカ手前の国道からの景色である 手前の牧場には羊が食事をしている 

 この一帯には国道の近くに大小のスキー場があつまっている 空気も良く景色も美しいこういう場所で育った人間は、おおらかな性格になるのであろうか 引退した日本人でこの国に移住する人がいると聞いた 何となく分かるような気がする