ティロル・スキーのベース/インスブルック空港2010年03月26日 16時58分06秒

チロルのベース・インスブルック空港
 「ティロル」はオーストリアの州名、日本語では「チロル」といっているので、少しはお分かりかもしれない それでも人によっては、「ああ、チョコレートの名前ね」といった人がいた! 中には「スイスの地方の名」といった人もいた 「アルプスの少女・ハイヂ」の故郷と思われたのであろうか 

 しかし、スイスにはティロルはないのだ ティロルの残りの一部はイタリア領になっている そこにティロロという町(コムーネ)があり、それが名の起こりだそうだ 余談ながら、有名な「スワロフスキー」社もこの辺りの会社である 日本で言う「チロリアン・ハット」もこの辺りの物である

 その州の州都がインスブルック、64年と76年に冬季オリンピックが行われた この州はアルプス山脈東部で避暑・登山・スキーが盛んである ヨーロッパからは車で容易に来られるが、中長距離の国からは航空便が多くでている

 写真にあるイギリスの「トーマス・クック航空」もその一つである 主にチャーター便を中心に運航している この会社はもともとは「旅行会社」である 「ワゴン・リー」などの長距離寝台列車や旅行手配をやってきた 日本でも知られる有名な「トーマス・クック時刻表」を出しているのもこの社である 蛇足ながら、写真中隣のMonarch Airlineも英国である

 イギリス、オランダ、デンマーク、ベルギーなどは平地が多い国で、こういう国からはスイス、オーストリアにスキー・チャーター便がでている 中にはロシアあたりからも航空機が飛んでいる そういう空港だから、地方空港なのに国際空港である 空港は決して大きくないが、デューティーフリー他ひととおり何でもあるのである

 この空港からはエッツ・タール(谷)のスキーエリアまでバスで2時間ほど、さらに隣州のフォアアールベルクのスキー場も列車利用でもゆける 日本で言うと、千歳空港、山形空港、松本空港周辺のスキー場を合わせたよりもずっと広いエリアをカヴァーしている空港である また雪のアルプスを横目に着陸してゆく景色も魅力的である

 そういう空港であるが、日本から行く場合の欠点はひとつ、ウィーンで乗り継ぎをしなければならず、時間が掛かるということである

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