やっぱりスゴイ安土城2010年07月25日 23時58分55秒

安土城天主跡
 この度かなり久しぶりに安土城に行ってきた たぶん日本人ではこの城を知らない者は少ないだろう あの有名な織田信長の城であるが、今は石垣しか残っていないのである それでも小学生までが名前を知っている

 世界遺産で国宝の姫路城ならいろいろなシーンやマスコミにひんぱんに登場する 現存十二天守のひとつであるが、その姿の美しさや縄張り・設計の巧みさ、スケールなどどの項目から見ても「日本最高の城」である 

 私も旅行好きなので海外の城、城館などもまま見るが、姫路城だけは胸を張って外国人にも紹介できる また再々の焼失や落城の危機から逃れた運の良さもこの城の特質である

 それでも私はすでに姿を失った城にもおおいにロマンや魅力を感じる
すでに姿を失った主な理由もいくつかの種類がある

1 江戸期までの戦闘ですでに落城、焼失して再建されなかった物
2 江戸初期の「一国一城令」によって取り壊され他の城の材料や寺の門に移築、移転された物
3 江戸期に落雷などで焼失、再建されなかった物
4 明治初期の「廃城令」によって民間に払い下げられ取り壊された物
5 第二次大戦時米軍の空襲などにより焼失した物

 この安土城の消滅はもちろん最初の理由である だから無くなってから長く放っておかれ戦後になってから掘り出された その「御陰」で比較的よい保存状態であった 反面確かな証拠書類がないため、他の文書や言い伝えでしか名称場所の特定ができないことである

 私の親HPに数葉の写真を載せているが、「伝豊臣秀吉屋敷跡」や「伝前田利家屋敷跡」など伝承がほとんどで確かな情報が少ない 従ってこういう城跡では、事前の予備知識や「豊かな想像力」を働かせて補うしかない

 この写真は山の最上部にある天守閣(天主)跡の物である 礎石の多さや周りの石組みの大きさから言っても、フロイスなど宣教師の記録や各種の史料どおりかなり雄大な物であったことは、容易に想像できる

 此処に立って近江盆地や琵琶湖を見下ろすと、天守閣に立った信長の考えや野望を勝手に想像できる楽しさがある 情報が少ないほど想像力は増すのである

内部リンク:「安土城」
http://konotabino-tabi.sakura.ne.jp/photoalbum2/2010JPNAzuchijo/top.htm

コメント

_ 「旅好きおばさん」@Kobe ― 2010年08月02日 01時30分27秒

家にいる限り毎日拝見しています。いつもきれいな写真と説明があり、犬や名城など小?中?学校時代に遠足で行きましたが、あれだけ克明には行っていません。今の方が貪欲に見られるかも?安土城もさすが!昔の人はあれだけの石段を登り降りして体力が凄い。
海外旅行も参考にさせて頂いています。

_ サイト・オーナーです ― 2010年08月02日 01時39分11秒

「旅好きおばさん@Kobe」様
 当サイトのオーナーですいつも見ていただいているようで有り難うございます 謝謝 
 ハンガリーのブダペストでお会いしてからだいぶ経ちましたね あれから海外もあちこちお行きでしょうね
また気楽にコメントください お待ちしています
世界の何処かでふたたびお会いできる日まで 拝

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