最強のパトカー(チェコ)2011年06月20日 00時24分47秒

恐ろしいチェコのパトカー
 チェコの高速道はまだ発展途上である あのヒトラーが作ったといわれる隣国ドイツのアウトバーンと比べると、20年くらいは遅れている感じである 従って町の間の移動は地方道ということになる

 その道が各町に入るポイントにはパトカーが止まっていて検問をしていることもある 見ていたら適当に車を停めている ちょうど通りかかった若者の車には、アルコール検知をやっていた 顔が赤いと見たのだろうか また別の車には免許証をみて何か質問をしている

 私はカーナビがうまく表示しなかったので、次の目的地への道を聞くため近づいていって話しかけた 「シュプレッヘン ジー エングリッシュ?」 「ダメ 相棒が話す」 やがて「相棒」が来て「何だ?」と訊いた 私は「イッヒ メヒテ ナッハ ピルゼン ファーレン・・」(ピルゼンに行きたいのですが・・)

 「それなら真っ直ぐ行って、二つ目の角を左に曲がればいい・・」「ダンケ シェーン」(ありがとう) そう言いながら車に戻る時、パトカーを見た ウーン、これはすごい 前にレーダーのパラボラアンテナが付いている ダッシュボードには証拠写真を撮るカメラが搭載されている

 これらは前の車の追尾だけでなく、対向車線の車のスピードも計れる「恐怖のマシーン」であった 対向車線の車が「あっ」と思った時にはすでに計測は済んでいる しかもパトカーは「覆面パトカー」であった 誰にも分からない

 私もこういうパトカーに捕まったことがあった オーストラリアは広い 町の外は直ぐ砂漠か荒野である 制限速度もなくバンバン飛ばしていた 久しぶりの町に入るときにも少しスピードを落としただけで走っていた 

 ある町に入った時、対向車線にパトカーが見えた ブレーキを踏んだが、そのパトカーの警察官は「止まれ」と合図をした Uターンをして前に止まった 「お前は何十kmのところ何kmオーヴァーした 次の町の裁判所に行け その後罰金を払ってから帰国せよ」 私のパスポートを見ながら彼はそう言った そして私はオーストラリアに「献金」をした

 写真はその怖さを思い出させるパトカーである そういう意味では日本のパトカーはまだまだ優しい


(注:写真のパトカーはチェコ製シュコダ(スコダ)

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