30年ぶりに再会した大英博物館・ウルのスタンダード2013年06月19日 04時23分34秒

大英博物館の「ウルのスタンダード」
 大英博物館はスゴイ! 何がスゴイかというと、収蔵物が半端ではないのである 訪れるのは2度目だが、見るのに何とほぼ一日かかってしまった もっと丁寧に見たらまだまだ数日はかかる

 いくら「大英帝国」とはいえ、世界中から良くいえば「蒐集」、悪く言えば「略奪」してきたのであろうか! 世界の国々が一斉に「返してくれ!」と叫んでも不思議ではないのだ 現にツタンカーメンはエジプトに返却している

 このたびもあの「ウルのスタンダード」に再会した エジプトの埋蔵物からいうと「小品」だが、なぜか見ていて楽しい BC2500年ごろのシュメール人の軍旗だが、表現は芸術的とさえ言える こういう想像を巡らせられる遺物は素敵である

「ハリーポッター」の「9と3/4番線」プラットフォーム2013年06月21日 12時18分31秒

みんな「ハリポタ」になれるロンドン・キングズクロス駅
 今回久々に行ったロンドンだが、他の都市中心だったので博物館・美術館など以外はあまり観光スポットに行っていない それでも映画関係の場所に一つだけだが行った というより、スコットランド行きの列車が「キングズクロス駅」が始発であったということによる

 その駅には「ハリーポッター →→」といった表示が実に多い その通りに行くと、大きな煉瓦壁まえにたくさんの人だかりがしている 係りの男性がいて、「はい、写真を撮るひとはここに並んで・・マフラーをまいてからね・・さあはい、いくよ・・」なんて事を言っている

 並ぶ列にはすでに30人ほどがいる どうやら無料!!らしいのだ 若い子が多いが、中年組も混ざるし日本人らしい人もいる 「ハリポタ」の人気は半端ではないようだ 案の定、ウチのカミさんも最後尾に着いた

 一人でも二人でも三人組でもやってくれる 
1 まず首にマフラーを巻き、
2 壁に前半分が切られてくっつけられたカートの取っ手を握る
3 顔をカメラの方(横)を向く
4 係りが「1,2,3!」と叫んでマフラーの端を放り上げる
5 カメラのストロボが光り、撮影終了

 こういう手順を繰り返してゆく 写真は家族、友人が撮っても良いが、ここの「公式記録員」も一眼レフカメラで同時に取ってくれる
 
 写真はすぐに傍の「ハリーポッター公認店」でも展示されて、希望者には8ポンド(約1280円くらい)で頒布してくれる この店にはパリポタ関係グッズがたくさん売られているので、土産にも良い 皆さんもロンドンに行ったらどうぞ!という話である

ブロンテ姉妹の墓とハワースの村2013年06月27日 23時09分37秒

英国・湖水地方にあるブロンテ姉妹の墓
 久しぶりの英国はレンタ・カーと列車の旅であった 旅の計画はふつう私が立てるが、めずらしくカミさんが「行きたい!」と言った場所がある それは彼女が若い頃読んだ「嵐が丘」の作者が生活した所である

 それは湖水地方にある静かな村ハワースである 列車でリーズ経由キースリーという小さな駅に着く そこからは保存鉄道のSLに乗車、しばらくでハワースに着いた 小さな村ゆえバスの便数が少ない しかたなく石畳の長い坂を上った 石畳上を引き上げる旅行バッグは結構重い

 翌日宿になったB&Bから歩いて数百mで、ブロンテ姉妹の父が牧師を勤めた教会がある その隣に牧師一家の家があり、今は博物館となっている 教会の中にはブロンテ一家ゆかりの物がたくさんある

 もっとも大事なのは写真のブロンテ姉妹の墓とプレートである 碑文を読むと若くして亡くなっている もっと長く生きていたら違う小説があったかもしれない 日本・外国を問わず作家には夭折のひとも多い

 写真は床にあった墓である 花が手向けられ、私たちが居る間にも多くの方々が訪問していたことから、ブロンテ姉妹は現在でもファンが多いのだろうと察せられた

 その後隣の博物館を見てから、かなり長く山野、牧場を上がって、「ブロンテの滝」まで行った ちょうどしばらく雨が降らず、滝はやや水量が少なかったが、妻は満足そうであった マル