韓国の「のり巻き」2006年10月03日 12時23分31秒

インチョンの「巻きずし」ではない「のり巻き」
 ソウル・インチョン空港の時間待ちに食堂に入った 概して、韓国は食料品・食べ物は日本より安いのだが、レートの関係かそれとも空港だからか、「焼き肉定食」などは思ったほど安くない 「どうせ機内で例のビビンバがでるし・・」と軽めを頼む!「のり巻き」である 日本円にして400円ちょっとで、まあ安い

 日本では「巻きずし」も「のり巻き」も大体同じような物である、というか同じだ しかし韓国のものは、「のり巻き」であっても、「巻きずし」では決してない 中にお酢が入ってないのだ 最初食べた時は「あっ、酢を入れ忘れている」と思ったが、どうもそうではないらしい しかも砂糖だけはちゃんと入っているという代物だ

 と書くと、「不味そうだ」という表現に聞こえるが、そうではない 慣れればこれがけっこうイケてるのだ まず女性、子どもは好むだろう そして「これはスシ」と思うからいけないので、「おかずの詰まったのり付変形おにぎり」と思えばいいのだ いや思わなくても良い

 それに日本なら穴子、たまご、かんぴょうが、「ちょっとだけよ」と入っているのに、韓国版は野菜類をたっぷり詰め込んで、「さあこれでどうだ」と迫ってくる さらにキムチの皿とお汁が別に付くのだ ということは一応「定食」なのである これは値段から言うとスゴイ! 

 ずっと昔、韓国で焼き肉を食べに行ったら、頼んでないのにキムチ各種の小皿がどんどん出てきて慌てた あとで「これも料金のうち」と分かって安堵した そういう韓国式のやさしいサーヴィスなのだ

 いつの間にか、私はこの安め、いやはっきり安い食べ物が好きになってしまった インチョンに行くたびに、注文してしまう これに生ビールをいっしょに頼む しかし他人から見ると、「オッサンがビールを飲みながら、嬉しそうにのり巻きをつまんでいる」図は少々滑稽かも知れない

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