エゾリスの「食事」を見ながら食事が出来るニセコのペンション2007年01月18日 15時15分56秒

エサを食べるエゾリス
また今年もニセコ・スキー場に来てしまった なぜか毎年決まったようにここで滑るのだが、毎度3万円余の航空運賃はタダである ご存じ、全日空のマイレージカードでポイントをコツコツ貯めて一年の「恒例行事」としているのだ

新千歳空港からニセコまではバス一本で3時間ほど、荷物が多いのでこれは楽である 今回は初めてヒラフ地区からアンヌプリ地区へ変えて、「ペンション」のお世話になった どこの宿でもそうだが、たいていは迎えの車が来てくれる 

今度の「ペンション旅の宿・吟渓」はオーナーが日本酒と渓流釣りを愛する中年の方で、それが宿の名前になっているという ログハウスは決して新しくはないが、「ペンション村」内の木々に囲まれた落ち着いた雰囲気である オーナー夫人は笑顔が素敵な気さくな方で、量は多くはないがこだわり素材を使った中年向きの料理を出してくださる 

例えば、さりげなく出てくる「シシャモ」は地元特産の本物で、日本各地のスーパーで売っているニセ物の輸入品ではない その形は似ていても味わいはさらに奥深い 米は地元の無農薬栽培の契約農家のものだけを使っている そういうこだわりはどこの宿・ペンションでもあるという訳ではない

いちばん驚いたのは、朝早くオーナー夫人が起こしに来たことだ それは朝食の案内ではなく、「窓辺にエゾリスがエサをとりに来たので見ますか?」というご案内だった 早速カメラをもって食堂・ロビーに上がると、「居た!いた!」 オーナーが窓辺に作ったエサ箱に入ってひまわりの種を食べている 夫人は「エゾリスは冬眠せずにときどきここに来ます」という 知らなかった 「すべてのリスは冬眠する」と思っていたのだ

食べる姿もカワイイが、人が近づいてもあまり気にせず懸命に食べるのがまたイイ お陰で写真をたくさん撮らせてもらった リスも冬のエサがない時期に助かってはいるのだが、人間もこのリスに優しい心をいただいている まあ言えば「相互扶助」である 

リスの食事が済んで居なくなったら、周りで待ちかねていた四十雀だの五十カラだのが一斉にやってきて、「残り物」にむさぼりついていた まことに賑やかだ 心が病みがちな現代人には、有難い宿である

ペンション旅の宿・吟渓・公式サイト
http://www.f2.dion.ne.jp/~ginkei/

(次回はニセコスキー場最近事情)

コメント

_ TAKA ― 2007年01月19日 07時44分02秒

旅行三昧だすなあ。ホットでクールな旅の情報楽しみにしてるだす。

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