ますます厳しくなるアメリカ入国2008年12月24日 17時39分24秒

 前回、アメリカ国籍航空機内での「エコノミークラスのみのアルコール類有料化」の不合理性について書いた

 今回はそのときの「入国審査」について書いてみる 
私たちの入国はサンフランシスコ(SFO)だが、目的地はデンヴァー(DEN)であった 従ってSFOで入国し、後は国内線乗り換えということになる

 どの国でも同じだが、降機後は空港内建物を大きく移動してから「イミグレイション(入国審査)」にむかう 普通は外国人と国籍保持者と外交官・航空機アテンダント等に大きく別れている 

 当然私たちは「外国人カウンター」の前に並ぶ しかし列整理のオフィサーが空いている「米国籍」カウンターを指示した そこで私は「まあいいか」と並び、呼ばれるとパスポートと入国カードをもって係官の前に立った

 彼は日本国パスポートを出した私に怪訝そうにこう言った
  「ここはアメリカ人専用カウンターだが知っているのか?」
私 「知っている あそこのオフィサーがここに並べといったんだ」
係 「フム この旅の目的は?目的地はどこか?」
私 「スキーだけだ デンヴァー経由でヴェイルだ」
係 「職業は何か?」
私 「リタイアしている」
係 「金は持っているか?」
私 「それはキャッシュという意味か?およそ200ドル 残りはT/Cだ」
係 「帰りの航空券は持っているか?見せろ」
私は電子航空券を見せた 彼は丁寧にそれをチェックした
係 「これから写真と指紋を採る 顔をこちらに向けてここを見ろ <パシャ> 指を二本指紋を採るので、まず親指をここに入れろ 次に人差し指を入れろ 動くな! 今のはうまく写ってないからもう一度だ・・」
私 「これは初めてだから慣れていない」
係 「おそらく最初で最後だろう」

 そう言いながら彼はパスポートを返してくれた ほとんど笑顔はなかった 「観光者」を「出稼ぎ入国者」のような感じで扱われ、楽しくはなかった その点、隣国カナダのオフィサーは、笑顔で丁寧ななおかつユーモアのこもった物言いをする

 閑話休題、あと20日ほどでこの国はもっと厳しい面倒くさい入国手続きを外国人に課すことが決まっている 「ESTA」(エスタ)という 実施開始は2009年1月12日からで、それまでに(出国前)コンピューターから米国のESTA公式サイトにアクセスし、いろいろ情報を入力し、「許可」をもらわなければならない これがないと米国には入国できない ネットをしない者には、JTBなど旅行代理店に4000~6000位払って代行してもらう

 あの「9/11」事件以来、この国は「ヒステリックなキリスト教原理主義」になって、「敵か味方か」という単純な論理で行動し続けてきた その結果、ますます多くの国の国民が「アンチ・アメリカ」になってしまった 今回のエスタも「非敵性国民と敵性国民(テロリスト等)」を選別する目的を持つのであろう まるで「ハリネズミ」のようである

 しかしそれだけやっても水は漏れるかもしれない 諸問題の根元は「世界の貧富の差」にある アメリカは「北風」よりも「太陽」にならなければ、問題は解決しないかもしれない

参考:外務省「渡航関連情報」に詳細
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_esta.html

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