アルジェリアの19cの女性部屋2012年03月18日 22時58分51秒

アルジェ市・バルド美術館の展示室(19c)
 最近古い写真、旅の絵はがきを少しずつ整理している その中でむかし北アフリカのアルジェリアで買った絵はがきが出てきた 1980年代前半のアルジェリアの印刷はかなり前の日本の印刷に似ていた 色がずれるし色が汚いし密度も荒かった

 しかし当時彼の地で例外的に美しい印刷物があった それは切手であった その発行される切手のごく一部を除いてすべてスイス製であった 現在の日本の切手とほぼ同質であったのだ デザインもスイス人がしたような感じであった だから日本に送る物がないこの国でたった一つ「胸を張って」送れる品物であった

 だからアルジェ市内の美・博物館や観光地の絵はがきは例外なく、「あまり買いたくないが思い出に仕方なく」買っていた 写真はアルジェ市内にある「バルド美術館」の物であろう 19c当時つまりフランスの植民地になる前の生活の復元展示であったと思われる 

 日本に帰ったら説明するために、買い込んだこういった絵はがき、サハラ砂漠までわざわざ取りに行った砂、サハラのこどもたちと物々交換で手に入れたサソリのエーテル漬けなどは今となっては次第に「ただの物」でしかなくなってきている

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