やっぱり、梅雨時は紫陽花だ!2007年06月23日 12時01分23秒

美作国普門寺の紫陽花
 昨日、かなり雨が降りしきる中、紫陽花を撮りに行って来ました 岡山では「紫陽花」の名所はいったい何処なのか分かりませんが、今まで写真を撮った場所を考えると、吉備津神社と県北の「花の寺」といわれる普門寺しか思い浮かびませんでした 「花ファン」から言わせると、他にもいっぱいあるでしょうが・・・・。

 最初に行った吉備津神社は元吉備国の一宮であり、のちに備中国一宮になりました ここの回廊と随神門は重文になっていますし、地元岡山では日本三大稲荷の一つ、備中高松・最上稲荷とならんで「初詣のメッカ」となっています

 ここの南西斜面に比較的大きな紫陽花園があります 行ってみると、園下の回廊には、雨もしのぎながら中年婦人たちが初老の男性の指導を受けながら並んで水彩画を描いていました 子育てが済んだ感じの婦人たちの趣味としてはすてきなことです つい同世代の婦人たちの「ヨンさま」や「・・王子」の「追っかけ」と比べてしまいました

 それにしても、花の写真はふつうは晴れの日と決まっていますが、紫陽花と花ではありませんが「苔」の写真だけはなぜか雨の方がいい感じです 瑞々しくない紫陽花は別の花のような気さえします

 それから高速料金1700円を払って県北に向かいました 山中にある「花の寺」は春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉で知られています 寺の境内で写真を撮っていたら、住職さんの奥さんから「いらっしゃい」と声をかけられました 「良いお庭ですねえ」というと、「お茶でもどうぞ」と誘われました

 ちょうど他の参拝者がいたのでお断りをしましたが、「おもてなしの心」も仏の道なのでしょう 四国八十八カ所の地元の方たちも「おもてなしが素晴らしい」といわれています 「日本式ヴォランティアの元祖」とも言えましょう

 その寺の前には大きな紫陽花園があり、藁葺きの蕎麦屋や地元の農産品を売る店があります ここは失敗例ばかりが喧伝される「三セク」でもないそうです 本当に地区の人たちが「村おこし」の一環として始めたそうで、繁忙期以外は営業していないそうです そこの方たちは、「買うか買わないか分からない訪問者」にもにこやかに声をかけてくださいます

 そばの小学校からは昼休みなのか、「千と千尋」の歌が流れています 児童総数が二十人に満たない「僻地の小規模校」だそうです 空気は良いし、人情も篤い、そして自然がいっぱいのこういう場所では、きっとすてきな人間が育つでしょう 一国の宰相が「美しい日本」にする・・と叫ばなくても

内部HPリンク:「紫陽花」
http://www.asahi-net.or.jp/~VR3K-KKH/photoalbum/ajisai2007/Kibitsu_etc.htm

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