「国産」と書いてあってもぜんぜん「国産ではない」のだ!2008年04月21日 21時17分13秒

 私は平均的な日本人よりは「ややかすごく」か、食料・食べ物に「敏感」であると思っている だから平素から幾分考えて買い物をしている スーパーではトレーの裏をあれこれひっくり返し、「保存料」(例ソルビン酸・・)、「発色剤」(亜硝酸塩・・)、「タール系色素」(赤色・・号・・)など危険性のある物質含有製品は元の棚に戻すことにしている

 また過去に社会的問題(牛肉偽装、日付改ざん・・等々)を起こした企業の製品は買わないことにしている また、輸入果実は「防かび剤」があるため買っていない 最近では「中国製ギョーザ」を始めとした「食の安全」が大問題になったため、中国などから輸入された野菜、冷凍食品、レトルト食品、乾燥水産物などにはまったく手も触れない

 「それでまずまず安全」と思っていたら、実は大変な「落とし穴」があった それはこういうことである 私はもうすでに「G3」なのだが、食べ物の嗜好は子供っぽいのである トンカツとかカレーとかラーメンが大好きなのだ 昼はけっこう有名食品メーカーの「**カレー」とかいうのを愛用してきた しかし「食の安全」問題後は箱のまわりをじっとり眺めて、表記に少しでも怪しいのがあると、購入を止めてきた 実勢価格100円くらいの安いカレーは概して「あぶない」のだ

 そうなると「どのレトルト・カレーが安全でおいしいか?」ということを決めなければならない もちろん帝国ホテル・ブランドの高級パック・カレーは地方でも手にはいるため安心だろうが(たぶん)、なにせ昼に気楽に食べられる価格ではない

 スーパーやドラッグで売られている「カレー」には100円程度の物があり、母親たちも「子供のおやつや夜食」にまとめて買っている しかし私にいわせるとこれが危ない 外も中もあれだけ手をかけ、遠くから運んできたカレーが「98円」で買えるわけがないのだ 材料も製造もまず圧倒的に「中国製」か同等品だろう だからその証拠に「販売・**食品株式会社」などとなっている 「製造」ではなく、あくまで「販売」なのだ

 私もこれまで多くの「レトルト・カレー」を食べてきたが、味と値段の「コスト・パフォーマンス」(費用対効果)がたいへん高く気安く食べられる製品として、明治製菓の「銀座カリー物語」を決め、昼食で食していた 

 しかし最近気が付いたことがある それはシリーズの箱の外部に「国産」と書いた物とそうでない物があることだった そこで「フリーダイアル」にかけてみた 「お客様相談センター」の女性は「ロット番号」を訊いてきた それは岩手県にある自社工場ではない「協力工場」の製品だった

 彼女はこう言った 「ご安心ください <国産>と書いてあってもなくても、すべて国産です 牛でもチキンでも同じです」
私はこう訊いた 「では材料もすべて国産ですか?」
途端に彼女の歯切れが悪くなった 「国産も輸入も含まれています」
私「まあ安くするためにはある程度は仕方がないですね では協力工場の製品管理には本社はどのように関わっていますか? また協力工場で製品にする前の材料の検査はどうやっていますか?・・」
彼女「私は詳しくは分からないので、担当者に替わります」

 数分後「お客様相談センターの責任者」という男性からかかってきた 私は「これ苦情ではなく事実を知りたい、実はこのカレーのファンである・・」と告げた かれは案の定「協力工場」といえど、本社規定によって本社派遣社員が管理し、ロットもきちんと管理している・・」と優等生の答えを言った

 私「貴社の管理についてはよく分かりました では先ほどの女性が<材料には輸入品が多く入っています>といいましたが、中国製も入っていますね またその割合はどのくらいですか?」
 男性は口ごもりながら「そういう品もよく抽出品質検査しています 重金属の有無まで調べています 材料の割合は輸入の方が遙かに多いです・・」

 私「ではすべて国産の材料にしたら、値段はどのくらい上がりますか?」 その製品はスーパーでは200円前後で売られていた 
 男性「はっきり計算はしていませんが、たぶん5倍から10倍になるかもしれません」 そうなると安くても<市価は1000円以上>になる こんな「お手軽カレー」は決して売れはしないはずだ 高すぎる!

 私「そうなると、今の日本の食品は輸入(食料)品がなければ、成り立ちませんね 消費者が<安いだけの食品>をメーカーに望んだ結果が現状なのですね・・どうもご説明ありがとうございました・・・」
こうして日本の大半の食品が中国を含む外国に依存している実態が再認識された 絶対安心なのは「家庭菜園で作った有機・無農薬・自家製野菜」だけなのだ
 皆さんはこういう事実と実態をどう思われますか?

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