百済の「しにょうビン」?!2011年12月07日 23時16分21秒

古代百済の博物館の男性用屎尿ビン
 今回の韓国周遊歴史の旅で古代百済の首都であったプヨ(扶余)に行った時の話である 我が国と密接な関係のあった百済は7世紀に滅びた国である だから後世の統一新羅や朝鮮と比較しても遺物の数量が極端に少ない

 それでもプヨにある博物館には破片をつなぎ合わせた土器片や装飾具を始めとして、けっこう見るべき物も多い そういう中に「百済歴史文化館」には上の写真のような壺が展示されていた たしかに奇抜なデザインではある 

 最初は花瓶だと思った だが動物風のシェイプの四つ足が付いている 現代のややモダーンな生け花の先生だったら使いこなしているかもしれない 名前は「虎子」というらしい だが虎の頭がない 大きな丸い穴が横向きについているのだ それとも喉を潤すウォータージャグなのか?

 説明を読むと、どうやら「男性用の屎尿ビン」だという ベッドの下にでも置いて夜中に使ったのであろうか では女性用はどうか? 残念ながら現物はなかった そうなると穴の形を想像するしかないのだ

 現代でも男性用と女性用のそれではたしか穴の形が違っていた だからこれからでも再発掘して土中から探し出して欲しい そして男性用と並べると納得いく素晴らしい展示になるはずだ 

 使い方は右手で壺を保持しつつ、左手でつつを持って挿入するのだろうか? それとも逆か? だがそれでは体勢に無理がある・・ それにしてもこの男性用は何故か穴の直径が大きい ひょっとして当時の百済男性は・・・・が大きい?! 誠に謎の多い古代ではある

 内部リンク:古代百済王国の関係地・出土遺物
 http://konotabi.com/KoreaTour2011/PuyoHistory/top.htm

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック